ボートレースの2月といえば地区選で決まり!どのご当地レーサーが地区を制するか!
「G1東海地区選手権競走」がボートレース津で、「G1近畿地区選手権競走」がボートレース三国で、「G1九州地区選手権」がボートレース大村で、それぞれ開催されます。
目次
GⅠ 地区選手権競走とは
地区選手権は日本全国にいる選手が6地区に分かれ、地区ごとに競い合う大会と位置づけられているGⅠ競争です。地元レーサーが地元ファンの目の前で、GⅠで活躍するレースを見せることが出来る数少ない機会ともいえます。
選手的にも
- 優勝するとたとえ勝率が悪くてもSGクラシックの優先出場権を獲得
- 優勝賞金が通常のGⅠよりかなり安いので、SGに出場できそうな選手、ベテラン選手は無理をしない
- ホームコース、近くの準ホームコースに斡旋されることが多い選手に有利にはたらく
- フライングなどのペナルティーは通常のGⅠと同じ
などがあり、若手で伸び盛りの選手が大仕事を成し遂げることが多いGⅠでもあります。
賞金
優勝賞金は450万円。
プレミアムGIは1000万円「副賞金あり」、周年記念競走は900万円「副賞金あり」、ダイヤモンドカップ競走、高松宮記念特別競走は800万円、GII競走のモーターボート大賞競走でも400万円と、他の重賞競走と比べてもかなり低い額と言えます。
地区選手権競走が開催される対象競艇場
群馬支部、埼玉支部、東京支部にある、桐生競艇場、戸田競艇場、江戸川競艇場、多摩川競艇場、平和島競艇場
静岡支部、愛知支部、三重支部にある、浜名湖競艇場、蒲郡競艇場、常滑競艇場、津競艇場
福井支部、滋賀支部、大阪支部、兵庫支部にある、三国競艇場、びわこ競艇場、住之江競艇場、尼崎競艇場
岡山支部、広島支部、山口支部にある、児島競艇場、宮島競艇場、徳山競艇場、下関競艇場
香川支部、徳島支部にある、丸亀競艇場、鳴門競艇場
福岡支部、佐賀支部、長崎支部にある、福岡競艇場、若松競艇場、芦屋競艇場、唐津競艇場、大村競艇場
東海地区選手権競走
三重支部・静岡支部・愛知支部所属の選手が出場、レース場は持ち回り制で今年の開催はボートレース津で行われます。
東海地区選手権競走 注目選手
若手伸び盛りの選手、地元の津で抜群の成績を残している松尾拓選手が大仕事をやりそうな雰囲気があります。昨年は4度の優勝をしていて実力も着実に付けてきており、いつGⅠで優勝を決めてもおかしくないです!1コースと4コースの成績がとても良いので、準優1号艇を取れるようならGⅠ初優勝も狙えるはず。
愛知からは昨年ヤングダービーでGⅠ初優勝をした磯部誠選手が台風の目になるでしょう。昨年の地区選手権では優勝戦4着と既にトップレーサーの仲間入りを果たしている磯部選手、1コースから3コースでの1着率がとても高いのが特徴で、冷静な捌きで差し、まくり差しの決まり手が多いです。このあたりは師匠の池田浩二選手に似たのかもしれませんね。
地区トップレーサー達も黙っていません。新田雄史選手、池田浩二選手、菊地孝平選手、徳増秀樹選手、平本真之選手など東海地区の看板を背負う実力者が若手相手にどのようなレースをしていくかも注目です!
東海地区選手権競走 狙い目モーター
ボートレース津のモーターは昨年の9月からの使用でモーター相場もある程度は出ています。
上位3機はこれです。
- 47号機 2連対率 55.4% 優勝2回
- 23号機 2連対率 50.0% 優勝1回
- 38号機 2連対率 48.8% 優勝1回
直近のレースでも確実に上位足を披露して実績も伴っています。これらのモーターを引き当てた選手は要注目ですね!
東海地区選手権競走 水面攻略
近畿地区選手権競走
福井支部・大阪支部・兵庫支部・滋賀支部の選手が出場して今年の開催はボートレース三国で行われます。
この地区は、とにかく選手の層が厚いというのが第一印象です。年末、ゴールデンウィーク、お盆の地区競走で優勝するのがとても難しいといわれている大阪支部を筆頭に、SGレーサーがたくさんいるのも特徴!近畿地区はどうしてもベテラン勢が上位になる傾向があります。
近畿地区選手権競走 注目選手
そのなかでも気になるのは若手レーサー。
要注目なのは、滋賀の丸野一樹選手!現在2節続けてGⅠの周年記念で優勝戦に出場して、尼崎の周年記念は優勝、唐津の周年記念は優勝戦1号艇ながら惜しくも4着と、素晴らしい成績を収めています。丸野選手の特徴は1コース、3コース、4コースからのレースがとても上手ということです。決まり手もまくり、まくり差しバランスよく決めていて、巧みな捌きと冷静な判断で強豪相手にも結果を残してきているのだと思います。
ボートレース三国での開催になると、地元福井支部の選手が優勝することが多くなる傾向があるのも注目!総大将の今垣光太郎選手、今一番福井支部で勢いがある萩原秀人選手、今期A1復帰を果たし再び大舞台に戻ってきた中島孝平選手などが挙げられます。この時期のボートレース三国は季節風が強く吹く日も多く、水面を乗り慣れている地元選手が有利になるケースが多いからです。
さらに、松井繁選手、田中信一郎選手、太田和美選手、守田俊介選手、吉川元浩選手、石野貴之選手、馬場貴也選手、稲田浩二選手、木下翔太選手、上田龍星選手、秦英吾選手など、どの選手でも優勝することができる実力者ぞろいで、予想もとても難しくなるでしょう。
近畿地区選手権競走 狙い目モーター
ボートレース三国のモーターは昨年の4月からの使用でモーター相場は出ています。
上位3機はこれです。
- 18号機 2連対率 48.6% 優勝3回
- 26号機 2連対率 44.3% 優勝0回
- 29号機 2連対率 41.1% 優勝3回
18、29号機は優勝も3回と申し分ないモーター、26号機は優勝が0回なのは気になりますが、上位レーサーがきっちり合わせてきたら面白いことになりそうですね。
近畿地区選手権競走 水面攻略
九州地区選手権競走
福岡支部・長崎支部・佐賀支部の選手が出場して今年はボートレース大村で開催されます。
九州地区選手権競走 注目選手
九州地区は昨年5の年間表彰で5冠を獲得、グランプリ覇者の峰竜太選手が人気、テクニックともに抜けています。今回も優勝に一番近いところにいるのは間違いないでしょう。
しかし、ボートレースは腕だけでは優勝をすることが出来ない競技です。きっと、峰選手を脅かす有力選手が出てくるはず。
まずは地元エースの原田幸哉選手です。大村は過去にGⅠ4勝を上げている得意で結果も残している水面、最近はロケットスタートにプラスして鋭い差しも復活してきており、今節も優勝候補の1人ですね。
長崎支部、地元の桑原悠選手も目が離せません。昨年、一昨年の九州地区選手権の優勝者で、大村でも3度の優勝をはたしており苦手意識もない選手!外側のコースからでも連絡みが出来て、舟券対象になりやすいのが特徴です。上手に予選をまとめて上位進出する可能性が大きいでしょう。
有力どころでは深川真二選手、瓜生正義選手、西山貴浩選手、篠崎元志選手、篠崎仁志選手、山田康二選手、上野真之介選手が上位進出を目指します。
また若手も充実、羽野直也選手、仲谷颯仁選手、塩崎北斗選手、新開航選手など積極的なレースで節間を盛り上げるはずです。
九州地区選手権競走 狙い目モーター
ボートレース大村のモーターは昨年の6月から使われていて大体の相場は固まってきています。
2連対率上位3機はこちらです。
- 18号機 2連対率 51.39% 勝率6.47
- 12号機 2連対率 49.61% 勝率6.16
- 50号機 2連対率 49.32% 勝率6.22
優勝回数は少ないものの、安定して上位の成績を残しています。モーターの良さを引き出せる選手が乗った際には優勝も視野に注意が必要になるでしょう。
九州地区選手権競走 水面攻略
ボートレース大村は、全国でみてもインが強い水面です。ましてや、スタートも上手なトップクラスが集まるGⅠなので、スリット体系に大きなバラツキが出ることも考えづらくインの選手から堅め、ヒモ荒れ等で予想を組み立てていく方がよいかもしれませんよ。
詳しい水面攻略は、別記事をご覧ください
GⅠ東海地区選手権/近畿地区選手権競走/九州地区選手権 まとめ
まず最初に開催される3つの地区選手権のレース展望を紹介しました!
しばらくは毎日どこかでGⅠが開催されています。一般戦では見ることのできない迫力あるレース、味のあるレース、勢いのあるレースを目に焼き付けて、今年活躍しそうな選手を見つけ出すのも地区選ならではの醍醐味です。いまからとても楽しみですね。