滋賀支部をまとめあげる艇界のスピードスター。
今回はそんな馬場貴也選手について触れていきます。
目次
「馬場貴也」プロフィール
滋賀支部の支部長として全国各地で活躍する馬場選手。
弟子の澤田選手を始めとして地元の後輩選手たちの憧れであり良き先輩レーサーの一面も多く見せます。
「馬場貴也」ってどんな選手?
養成所時代から光る存在
同期には後のSG賞金王シリーズを制覇した長田 頼宗(東京)がいる93期でその長田選手とは養成所時代に部屋が隣だったこともあり仲が良かった一方でデビュー後は先に活躍していた姿を見て意識するときもあったことをインタビューで語っています。
そんな馬場選手も同期リーグで優勝、成績優秀者だけが選出される卒業記念競走にて優出を果たし同期内では実力を示してプロデビューを迎えました。11月のデビューから約4ヶ月が経過した3月にに地元びわこの一般戦で初勝利を記録するなど早い段階から順調なスタートを決め現在に至ります。
スピードスターとして名を馳せる
後にSG、G1を制覇する馬場選手ですがそんな馬場選手の名前が広がったのは実はそれより前の2010年。ボートレース津のレースに出場していた馬場選手は勝ち時計1:42.6のコースレコードを樹立することに成功しました。その後2012年に今度はボートレースびわこの優勝戦でコースレコードと日本最速記録の勝ち時計1.42.2を記録。そして2018年2月、今度はボートレース浜名湖にて現在の出力低減モーター導入以降のコースレコードである1.45.2を記録。
馬場選手は現在のモーター導入により歴代記録扱いとなっている津、びわこを含めて3場のコースレコード保持者という一面を持っています。
SG制覇・地元G1優勝
2018年にボートレース芦屋で行われたチャレンジカップでSG初制覇を達成すると、翌2019年にはボートレース住之江にて行われた賞金王シリーズで2度目のSG制覇。
そして2020年8月には地元ボートレースびわこの周年記念びわこ大賞で嬉しい地元G1優勝を飾りました。
滋賀支部長として後輩・支部のレベルアップに貢献
2018年7月に当時34歳で支部長に選出。支部長を決める際に支部で投票を取った中での選出ということで人望の高さを示すエピソードのひとつでもあります。そんな馬場選手に弟子入りをしたのが澤田尚也選手。
澤田選手は師匠の馬場選手について「師匠はいつもほめてくれてばっかり」と語っておりとにかく褒めて伸ばすタイプらしいです。もちろん澤田選手自体の実力も高く守田俊介選手は「この世代では特に伸びてる。艇界イチのこいつ(馬場)に教えてもらえて幸せやで」、丸野一樹選手は「馬場さんみたいなターンをする選手が出てきた」と峰竜太選手に絶賛するほどの逸材であり日々の成長は馬場選手の指導の賜物かもしれません。
2020年からはボートレースびわこのYouTubeチャンネルで「滋賀支部と~く」という不定期番組をスタート。兄弟子の守田俊介選手と共に支部の先輩、後輩を招いてレースに対しての考え方、プライベートについてのエピソードを引き出しています(進行はほとんど馬場選手が担当)
馬場貴也選手の来歴
ボートレース三国
一般戦「名称なし」
初日第3R(5着)
ボートレースびわこ
一般戦「名称なし」
5日目第5R(6コースから決まり手は恵まれ)
一般戦「名称なし」(3着)
G1「共同通信社杯第22回新鋭王座決定戦競走」
初日第3R(4着)
一般戦「第8回ビナちゃんカップ」
(6コースから決まり手は差し)
G1「共同通信社杯第22回新鋭王座決定戦競走」
4日目第8R(1コースから決まり手は逃げ)
G1「共同通信社杯 第24回新鋭王座決定戦」(4着)
SG「第58回モーターボート記念」
初日第3R(2着)
SG「第58回モーターボート記念」
最終日第5R(1コースから決まり手は逃げ)
SG「第21回チャレンジカップ」(1着)
G1「開設68周年記念 G1びわこ大賞」
(5コースから決まり手はまくり差し)
SG「第21回チャレンジカップ」
(1コースから決まり手は逃げ)
馬場貴也選手をレースで狙え!
同じボートレーサーから絶賛されるほどのターンテクニック、そしてターンスピードを誇る。
ターン時にボートの舳先を浮かせるウィリーモンキーは真骨頂。スピード勝負なら右に出る者はいない俊敏な立ち回りは超一流。
家の宝刀は超が付く高速まくり差し。しかもそれは舟ひとつ分あるかないかの狭い間隙を瞬時に突き抜ける高等テクニック。
3コースや5コースから一躍首位浮上まであるため、どの枠からのレースでもアタマで狙える。
「馬場貴也」エピソードいろいろ
趣味は釣り、ビリヤード。家族でドライブをしたり一緒に釣りをしたりもするそうです。
峰竜太選手、毒島誠選手といった数多くのトップレーサーからもレーススタイルに影響を与えた存在として名前が出ています。
支部長に就任後は企画、事故防止、共済事業に関する検討や会議に出席するなどレース以外にも多忙な日々を過ごしている。支部長になると節間中に選手班長を任されることもあるらしく、この際には安定板装着の有無に関する運営との相談や判定に関しての立ち会い、選手の集合などを担当しています。
馬場貴也選手フォトグラフィー
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