三重支部の誇る2大エースであり最強の師弟コンビ。
今回はそんな新田雄史選手について触れていきます。
目次
「新田雄史」プロフィール
師匠は三重支部の絶対的エース井口佳典選手。
師弟揃ってSGレーサーであり現在の三重支部を引っ張る存在として全国各地で活躍をしています。
「新田雄史」ってどんな選手?
養成所チャンプとしてプロデビューへ
平本真之、篠崎元志ら後のSGレーサーが揃う96期。その中においてやまと競艇学校時代の同期リーグで勝率8.48、成績上位選手だけで行なわれる卒業記念競走を優勝しプロデビューを果たすことになる新田選手。
そんな新田選手のルーツはボートレースが好きな父親と幼少時代から一緒に観に行ったことがきっかけで中学生のころに将来の夢としてボートレーサーになることを定めるようになります。高校を卒業後に養成所試験を合格すると、その目標へ向かって厳しい養成所生活を乗り切りました。
最強の師弟コンビ
新田選手がデビューした2005年からの長年の関係である井口佳典選手。新田選手はそんな師匠の井口選手に関して「良い時も悪いときもムラがない仕事に丁寧な先輩」と称しています。
井口選手は新田選手を弟子に持った翌2006年にG1初優勝、2008年にSG初制覇を達成。新田選手もデビューしてわずか1ヶ月弱で初勝利、2年で優勝を達成。そしてデビュー5年目の2009年にはG1初優勝、2013年SG優勝と次々と偉業を成し遂げ三重支部の最強2大エースとして今日に至ります。
ニュージェネとして艇界を賑わす
同期の篠崎元志、平本真之の両選手や峰竜太、桐生順平ら世代の近い選手達が早い時期よりSG戦線で活躍するようになると2010年中頃より世代を括りとして「ニュージェネレーション(通称ニュージェネ)」という言葉が使われるようになりました。
このニュージェネレーションという言葉は世代の近いメンバーで作っていたLINEグループ名として利用してたものを公式が売り込むようになりグッズ展開をされた時期もあります。しかしメンバーが30歳を超えた辺りからこの名称はいつしか使われないようになり新田選手自身も「もうニュージェネレーションではないですよね」、「ニュージェネは解散しました」とインタビューで語っています。
ちなみに師匠の井口選手も湯川浩司、森高一真、田村隆信らと共に85期の代表格として「銀河系軍団」と称されていました。
揺れる三重支部を引っ張り更なる活躍を
2020年にA1級にも所属していた支部の後輩の西川昌希氏が親族関係者とグルで行なっていた八百長行為により引退・逮捕。そして2021年には三重支部の多くの選手がコロナウイルスに関する給付金を不正に受給している事が発覚。師匠の井口選手は2ヶ月の出場停止、ボートレースオールスターなどのSGレースへの出場を取り消すこととなりました。
ゴタゴタが続く支部を引っ張る存在として更なる活躍が求められます。
新田雄史選手の来歴
ボートレース浜名湖
一般戦「アロマジックサービス(株)アロマスーパーアタック」
初日第3R(6着)
ボートレース津
一般戦「名称なし」
4日目第2R(6コースから決まり手は差し)
一般戦「中日スポーツ杯争奪 第26回 チャンピオン大会」(5着)
G1「モーターボート大賞」
初日第2R(3着)
G3「2007新鋭リーグ戦第16戦 G3若鮎杯」
(1コースから決まり手は逃げ)
G1「モーターボート大賞」
4日目第6R(1コースから決まり手は逃げ)
G1「第23回新鋭王座決定戦」(6着)
SG「第24回賞金王決定戦」
初日第8R(2着)
SG「第24回賞金王決定戦」
2日目第10R(1コースから決まり手は逃げ)
SG「第37回笹川賞」(6着)
G1「開設57周年記念 G1びわこ大賞」
(1コースから決まり手は差し)
SG「第40回笹川賞競走」
(3コースから決まり手は差し)
新田雄史選手をレースで狙え!
いつどんなときでもブレない安定感が最大の魅力。節間2,3着を安定的に並べるレースさばきがあり、結果的に準優は好枠→ファイナル入りのパターンとなる。この点は師匠の井口佳典選手譲りなのだろう。
競り合いでは強気な立ち回りも見せるなど勝負根性も特注。
イン戦の信頼度は挙げるまでもないが、やはり的確な判断と堅実なさばきを駆使しての2,3着が外せないところ。特に、2コース~3コースでの連対率が非常に高く舟券から外すのは無謀。
当然、外でも軽視はできない。
安定感は随一だがその分で爆発的なレースをすることは少ない。
「新田雄史」エピソードいろいろ
自身の性格を飽き癖と称しており、短髪、マッシュルームカット、黒髪、茶髪、金髪など定期的に髪型を変えているのもお洒落ではなく同じ髪型に飽きてしまうためということを明かしています。
ゆえに趣味も多彩でゴルフ、山登り、自転車などを行なっている。若手時代にはAKB48やK-POPを好んでおり板野友美の推しメンだったことを明かしている。
座右の銘として「キセキは諦めない奴の頭の上にしかおりてこない」というのを若手の頃から掲げる。
飽き癖と語る一方で何でもやることは一番上のレベルを見てみたいという天才肌な一面も兼ね備えます。
不良航法すれすれのレースを行ったり、後輩選手が協議委員にパワハラを受けていることを自身のインスタグラムにて告発するなど自己主張が強い面がありこの点に関してはファンの好き嫌いがはっきりしているところがあります。
新田雄史選手フォトグラフィー
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