新たに10名が持続化給付金受給【コロナ給付金不正受給】
事件はまだ終わっていなかった
今年の春先、ボートレース界を騒がせた不正受給問題。SGレーサーらがその対象となり各々に厳しい処分が下ってから早数ヶ月。最長で4ヶ月の処分となっていたレーサーたちの斡旋も決まり再び元の状態に戻ろうかとしていた8月、事件はまたも再炎した。
8月6日、ボートレース公式サイトにて全225人の返還を終えているということが報告され事件の終息が発表されたのも束の間。文章にはこのような続きが書いてあった。
なお、新たに受給が判明した10名につきましては、褒賞懲戒審議会(7月29日開催)において処分しております。
なんと、事件はまだ解決していなかった。そしてこの10名について選手名や処分期間については発表はされておらず斡旋の取リ消しが行われている選手その一部が対象ということだろう。
処分の内容
既に全快の記事でも解説したが持続化給付金受給問題の処分の内容をここでおさらいする。
戒告
新型コロナウイルス感染症の影響が有り、「感染者や濃厚接触者等に指定され、或いは開催中止や打ち切りとなり、出場あっせんに影響を受けたことによる」、「感染症拡大予防等のため、競走不参加、前検不合格、途中帰郷となったことによる」、「ボートレース以外の事業収入等による」という理由で受給していたと認められた者。計148人の選手がこれに該当となった。
出場停止1ヶ月
新型コロナウイルス感染症の影響が無い「私傷病及び公傷等による」理由で、選手会による注意喚起以前に受給していたことが発覚した者。
出場停止2ヶ月
新型コロナウイルス感染症の影響が無い「私傷病及び公傷等による」理由で、選手会による注意喚起以降に受給していたことが発覚した者。
出場停止3ヶ月
新型コロナウイルス感染症の影響が無い「フライング又は出遅れによる」理由で、選手会による注意喚起以前に受給していたことが発覚した者。
出場停止4ヶ月
新型コロナウイルス感染症の影響が無い「フライング又は出遅れによる」理由で、選手会による注意喚起以降に受給していたことが発覚した者。
今回の処分について
追加で処分が出たということで斡旋と先のスケジュールを確認したところ数名が8月~9月にかけて予定が無いというケースが見つかりました。制裁の大半は私傷病及び公傷等による理由に該当していることが考えれます。
しかし公式に発表されない以上、今回の問題での取り消しかケガなどによる取り消しかははっきりしないため憶測で物事を言ってしまっては無関係な選手の名誉毀損となってしまいますので斡旋が消えた=必ずしも対象ではないということに注意してください。
運営への疑問
けれども、なぜ今頃新たに発覚したのか疑問が残ります。4月の段階で全選手に調査は終わっているはず。それ以降に申請したのであれば明らかに意図的であり、重い処分は免れません。一方で全選手の調査ではなく挙手制のような形での調査だとすれば、調査そのものがずさんであったとも言えこちらも問題でしょう。
八百長問題、そして長引く形で処分が続く持続化給付金受給問題とどうも最近は運営の体制に疑問と疑いの目を持つことが個人的には増えてしまいました。
総括
解決したと思えば芋づる式に出てくる今回の問題。運営は対象者全員の返還を完了したことを名言してはいるのでこれ以上の問題の再炎はないだろう。
しかし、また似たような問題が発生するかもしれない。その際に今回の件を教訓に迅速な対応とファンをあまりがっかりさせない明確な処分を行って欲しいところである。選手の身勝手な行動もさることながら運営、協会の処理の悪さにも苦言を呈したところで今回の話を終わりにしたいと思う。
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