
愛知2大エースのSGレーサーでありその愛嬌の良さからファン、関係者、多くの選手たちから愛される存在。
今回はそんな平本真之選手を特集していきます。
目次
「平本真之」プロフィール
「常滑の池田浩二、蒲郡の平本真之」愛知支部の誇る2大エース。
磯部誠選手など地元後輩選手たちの憧れの的で弟子の佐藤 博亮、中村 泰平の両選手は既にA1レーサーとして活躍。3番弟子の中村稔太朗選手も注目株の一人で指導能力にも定評があります。
「平本真之」ってどんな選手?
高レベル96期

有名になることに憧れ小さいときは野球選手を目指したこともあった平本選手。工業高校を卒業するにあたってサラリーマンなど一般的なことはしたくなかったことで身長の低さを生かせる仕事としてボートレーサーを志して養成所試験を受けました。
養成所時代の同期には新田雄史、篠崎元志といった後のSGレーサーがにいた中で「操縦性だけは自信があった」という言葉の通り好成績を残しプロデビューを果たします。
2005年5月20日に地元蒲郡でデビューを果たすと翌日に6コースからトップスタートで踏み込んで差し切り初勝利を記録という華々しいスタートを飾りました。
SG制覇・ニュージェネレーションの中心核へ

2007年にA2昇級を果たすと半年後には初のA1昇級。その後はA1とA2を行ったり来たりしましたが2009年以降はA1に完全定着。2010年にはG1、SGそれぞれで初の優勝戦進出、2012年にボートレース芦屋で行なわれた全日本王座決定戦で初のG1制覇を達成します。2008年の初優勝から4年、デビューからわずか7年の出来事でした。
そして2013年にはボートレース平和島で行なわれたSGグランプリシリーズでSG初制覇、2016年にボートレース尼崎で行なわれたボートレースオールスターで2度目のSG制覇を達成しました。
この頃現在のボートレース界を担う峰竜太、毒島誠、新田雄史、篠崎元志ら年齢の近い選手の活躍が髄著で彼らのことを総称しニュージェネレーション(ニュージェネ)と呼ばれていました。
※ニュージェネレーションは新田雄史選手曰く現在は自然消滅したとのこと
久しぶりの栄冠

2016年のSG制覇以降、大きなタイトルからは遠ざかっていた平本選手でしたが、2021年に地元蒲郡で行なわれたオールジャパン竹島特別にて久しぶりのG1制覇。初日のドリーム戦で5号艇から3着を奪いきる活躍に始まると予選トップ通過で準優、優勝戦を連勝という完璧な内容でのタイトル獲得でした。地元愛知支部の磯部誠選手とのワンツーフィニッシュだったことに関しても「最高」と喜びを爆発させました。
師匠としての一面

2021年7月段階で3人の弟子を持つ平本選手。佐藤博亮、中村泰平の両選手は既にA1級昇級も果たす愛知支部の次の世代を担う存在。そして3人目の弟子である山本稔太朗選手もここ最近急激に力をつけている若手選手の一人で兄弟子の姿を追いかけるように活躍の場を広げています。平本選手は口下手であり不器用な自分は活躍する姿を弟子たちに見せることしかできないとインタビューで語っていますがその人柄の良さこそが弟子たちを引き付ける大きな理由となっているのかもしれません。
平本真之選手の来歴
ボートレース常滑
一般戦「第7回常滑トトまるナイト特別」
初日第2R(6着)
ボートレース常滑
一般戦「第7回常滑トトまるナイト特別」
2日目第1R(6コースから決まり手は差し)
一般戦「マクール杯」(4着)
G1「マーメイドグランプリ」
初日第6R(6着)
一般戦「スプリングカップ」
(1コースから決まり手は逃げ)
G1「開設56周年記念競走G1マーメイドグランプリ」
5日目第4R(1コースから決まり手は逃げ)
G1「ダイヤモンドカップ」(2着)
SG「第56回モーターボート記念」
初日第8R(1着)
SG「第56回モーターボート記念」
初日第8R(4コースから決まり手は差し)
SG「第56回モーターボート記念」(4着)
G1「全日本王座決定戦 開設59周年記念」
(2コースから決まり手は差し)
SG「第29回グランプリシリーズ」
(5コースから決まり手はまくり)
平本真之選手をレースで狙え!
思い切りのいいターンが売りで、スピードもあり迫力満点。1マークの手前から飛んでいくような鮮やかなターンは一見の価値あり。過去にはオールスターを2度制するなど実績は十分。エンジン次第ではV争いをけん引。対照的に整備は本人が苦手なことを公言しており僕にはターンしかないと語る。
5,6コースの外枠で人気が陰ったときの2,3着が特に狙っていきたいパターン。インコースの取りこぼしも少ないタイプで安心して本命を任せられる存在。生命線となる回り足のデキは周回展示や実戦気配でチェック。
「平本真之」エピソードいろいろ
2020年3月にボートレース大村にて行なわれたG2第23回モーターボート誕生祭~マクール杯~にてG2を初優勝。後日、後輩の佐藤博亮選手が勝手に水神祭を主催。
企画の実施、決定、実行をボートレース蒲郡のYouTubeチャンネルで動画としてまとめられたことで多くの反響を呼びました。なおこの水神祭が決定した前日、レース中に転覆をしていたことから「俺、昨日一人で水神祭したよ」と言って周囲を笑わせました。
磯部誠選手と同じく勝ガマファミリーの一員で定期的に出演してはプライベートの悩みやスタッフの無茶振りに嫌な顔せず対応する姿が見られます。
趣味はゴルフと野球。ゴルフはレーサーとしてデビューした直後から始めた。ただし弟子の中村泰平選手たちと休みの日に行った際にはすぐに抜かれてしまった。
奥さんは元選手の栃原さやかさん。
座右の銘は「夢現」、「やればできる!!」
やればできることを口下手な自分が示し後輩、弟子たちの刺激になればという意気込みで考えたことをインタビューで語っています。
平本真之選手フォトグラフィー
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