【實森美祐】PG1でまさかのフライング…夢のG1制覇から一転、課せられるペナルティ内容とは?
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2022年08月09日 公開

 

1号艇實森美祐選手が優勝戦でまさかのフライング

2022年8月7日(日)にボートレース丸亀で行われた「G1 第36回レディースチャンピオン」の優勝戦。初優勝・初G1制覇がかかる大一番となった實森美祐選手は、その重圧に力みすぎたかコンマ06のフライング違反で失格という悔やまれる結果に終わってしまいました。

初のA1昇格や、SGボートレースオールスターでのSG初勝利など、順風満帆に勢いを増していた彼女は、この節でも堂々の得点率トップで見事優勝戦のポールポジションを手にしていました。

しかし、終わってみれば初優勝やG1制覇をただ逃してしまっただけではなく、大きなしっぺ返しがその「0.06秒」によってのしかかることに。。。

そう、優勝戦のフライングは罰則が重いのがボートレース。そのペナルティによって實森美祐選手自身に様々な影響がでることとなります。

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09月01日(木) 津9R

結果
津9R
着順
1-2-6
オッズ
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想定される實森美祐選手へのペナルティ内容

まず想定されるペナルティから受ける大きな影響は以下

  • 長期休暇
  • 級別降格の危機
  • 出場レース制限

このひとつづつを詳しく解説していきます

長期休暇

レースの大きさ関係なく、フライング違反を犯すとフライング休暇を余儀なく与えられてしまうわけですが、今回のフライングによって与えられた休養処分は、そのフライング休暇に加えさらに、F2休み、非常識なフライングに該当ということでかなり長い休養処分が与えられます。

計算すると、

  • 優勝戦フライングのF休み:30日間
  • 累計F2によるF休み:60日間
  • 非常識なフライング:5日間

計95日間となります。

非常識なフライングというのは、0.05秒以上のフライング事故に対して課されるもので、本来であれば即日帰郷対象です。

級別降格の危機

来期の級別審査対象期間は5月1日~10月31日であるため、休養処分95日間となるとすでに残りの審査対象期間を休暇で埋める形となります(すでに斡旋が決まっている第19回日本モーターボート選手会会長賞は除く)

現在の實森美祐選手の審査対象成績は以下

出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 3連対率
2023年前期 63 17 6.37 26.9 % 42.8 % 58.7 %

集計期間 : 2022年5月1日 ~ 2022年8月8日

成績的には申し分なく、来期はB1からの飛び級でA1昇格を見据えていたわけですが、今回のフライングで問題点が2つ生じてしまいました。

級別審査基準

定率

連対率・勝率

事故率

出走
回数

A1級 20%

2連対率30.00%以上、
3連対率40.00%以上で
勝率上位の者

0.70
以下

90回
以上

A2級

20%

2連対率30.00%以上、
3連対率40.00%以上で
A1級を除く勝率上位の者

0.70
以下

70回
以上

B1級

50%

A1級及びA2級を除く勝率上位の者

0.70
以下

50回
以上

B2級

A1級、A2級及びB1級以外の者

ひとつめは出走回数。上記の級別審査基準を見るとわかる通り、A1昇格最低条件は出走回数が90回以上が必須なわけですが、現在63回の實森選手はこのあと斡旋が残っている日本モーターボート選手会会長賞での出走数9回を加算しても72回と、90回には到達できません。つまり、この時点で来期のA2以下が確定ということになります

さらに、今回のフライングで元々あった事故点20点にさらに30点が加算されたため累計50点となり、事故率は50÷63=0.79となり現在「事故パン」の状況。事故パンというのは事故率が0.70以上のことを言い、これを超えていると成績や順位・出走回数に関係なくB2が確定してしまいます。事故率を0.7以下に落とし込むには、残りの日本モーターボート選手会会長賞での9走をすべて無事故完走で終わることが最低条件です(9走全て無事故完走だった時の事故率推移 50÷72=0.69)

ただ、ボートレースにおいての無事故完走というのはなかなかに難しいのが現状。本人が事故を起こさずとも、悪天候によるレースの中止でもレース数が足りなくなり、家事都合による出場辞退でも同じことが起こります。

A1を見据えて、初優勝・初G1制覇がかかっていた選手が、たったひとつのフライングでB2降格の危機へと直面しているという非情な状況となりました。ここは運も味方につけて耐え忍ぶ正念場となります。

出場レース制限

ペナルティとなるのはなにも休養処分だけではありません。休養復帰後は以下のようなレース制限が課されます。

  • 180日間は女子戦(レディース)に出場することができない
  • G1、G2の出走権利が180日間無効

まず180日間女子戦に出場できないという制限ですが、つまりこれは復帰後半年間は男子との混合戦のみにしか出走できない、ということになります。つまり、2023年後期の級別審査期間2022年11月1日~2023年4月30日すべて、女子戦抜きで級別争いをしなくてはいけないということです。これは女子レーサーにとって相当に厳しいハンデ。A1昇格がまた遠く、苦しい道のりになってしまったことには違いません。

そしてG1、G2の出走権利も180日間無効となります。すでに女子戦への出場が制限されているため、レディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックス、クライマックスシリーズといった女子選手が目指すグレードレースへの参加は当然できないわけですが、さらにその他のG1・G2にも参加できません。となれば、レース制限が解かれるあとにおこなわれる2023年のレディースオールスターが、實森美祐選手にとって今後の最大の目標になることとなりますが、こればかりはファン投票がメイン枠となるため自身でどうにもできないところ。G2女子戦へのカムバックを熱望するファンの一票が欲しいところです。

平高奈菜の激励

しかしながら、真剣におこなわれる勝負の世界だからこそ、こういったことが起こりえるのも事実。だからこそ、勝負にいって惜しくもフライングとなってしまった實森美祐選手にはそれ相応のペナルティが課されているわけであり、決してそれ以上の追討ちをかける必要はありません。

事実、平高奈菜選手はレース後SNSにてこのようなコメントを残しています。

準優も乗れなかったクソレーサーですけど、アドバイスなどの時間が足りなかったと思います。叩かれる場所にいられるだけでも情けないことに羨ましく思える。称賛、罵倒受けられないのが一番地獄だと私は思う。ボートとは罵倒されるのも大事。それはスポーツ選手ではなくお金がかけられているから。

これぞプロ意識、というコメント。クソカッコいいですね。そう、ボートレースは舟券を買うお客さんがあって成立する競技。平高奈菜選手が言っていることはまさにその通りであり、レーサーもファンも真剣に取り組んでいるからこそ熱い言葉が飛び交う。

また、「折れずに頑張りなよ」と實森選手に声をかけたのも、平高奈菜選手自身がこれまで様々な苦渋や辛い経験をしてきたからこその言葉。その中にはまだまだ今後も成長していってもらいたいという平高選手の想いも伺えます。平高選手自身、怪我やメンタル的に折れそうになったことも幾度もあるはず。しかし、そのたびに立ち上がってきた”サイボーグ”だからこそ、その言葉は重く、實森選手自身もさぞ助けられたことだと思います。

まとめ

今回は、實森美祐選手のフライングによって起こる實森美祐選手自身への影響に対してスポットを当てましたが、さらに深堀すれば影響が起きているのは当然それだけではありません。

実際に今回の優勝戦のみの総売り上げは11億円を超えていたようですが、そのうち10億円以上が返還対象となったため、結果的に優勝戦のみでの売り上げはわずか1億円前後となったことになり、開催総売り上げも目標には大きく届かない結果となりました。

しかしながら、これもガチンコで行われている中でのこと。真剣勝負の中でのフライングも、コース取りの前付けも、決して故意的な違反ではないため、ファンが執拗に叩くのは違います。

 

 

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このサイトに寄せられたクチコミ
  1. アバター オペラハウス より:

    命削っての結果に文句言う奴はいないよ!銭のやり取りしている限りアヤは付き物だからね。私は實森の完全復帰待ってるよ!

    評価: 5