ボートレース鳴門で12/4から開催されているプレミアムG1「第3回 BBCトーナメント」はついに決勝戦のメンバーが出揃いました。まず準決勝の結果から中心に振り返ります。
濃い内容の11R
スタート展示では枠なりの3対3となりましたが、本番では白井英治選手が意表を突いた3カド戦とします。
2コースを苦手とする石野選手はスタートで後手。インの濱野谷憲吾選手が先マイしますが、十分な幅を持ってまくり差した白井選手はバック側で濱野谷選手を捉えます。前の2人は1周2マークで白井選手が先頭、濱野谷選手が2番手で早くも抜け出します。決勝戦に向けた3着争いは熾烈なものとなりました。
1周1マークで白井選手に続くようにまくり差した遠藤エミ選手とまくり差しが流れながら外を握る形で好位につけた茅原悠紀選手の攻防となりました。1周2マークでやや中途半端な旋回となった遠藤選手に対して全速で握った茅原選手が3番手に浮上。これで決まったかに思われましたが、2周1マークは遠藤選手が先に回り茅原選手が差し。2マークでは切り返し気味に遠藤選手が先に回り、茅原選手が再びの差しとなりました。
向かえた3周1マークは2番手の濱野谷選手が丁寧な旋回となり、引き波の内側の茅原選手はやや詰まるような旋回となります。それに対して横距を十分に取った遠藤選手は全速差しを見せ再逆転となります。最終ターンマークでは3番手を守りに丁寧な旋回を見せた遠藤選手に対して渾身の全速差しを見せる茅原選手。両者ともターンの出口で舳先が浮きながらの死闘となります。
ボートを併せて一瞬遠藤選手が浮いた時点では茅原選手の方が前に居るように思えました。しかし、節一ともいわれるモーターの遠藤選手がわずかに舳先を覗かせてのゴールとなりました。これによって11Rからは白井英治選手、濱野谷憲吾選手、遠藤エミ選手の3名がファイナルに進出となりました。
順当な12R
12Rは断然人気、峰竜太選手のイン戦でした。枠なりの3対3のスタートから内の峰選手と瓜生正義選手の2人が好スタートを切り、3コースの丸野一樹選手がやや遅れたスリット体形となりました。
1マークでは差す瓜生選手を止めつつ遅れた位置からのまくりを仕掛けた丸野選手を止めて峰選手が逃げる王道の完封逃げを決めます。1周2マークでは先に回る4枠の平本真之選手を行かせて瓜生選手が差してここで2番手を取りきります。
続くように差した丸野選手が若干遅れをとって平本選手との3番手争いとなりますが、2周の1マークで内側の利を活かして牽制しつつ差し場を狭めた丸野選手が切り返し気味の差しを狙った平本選手を制して3着を確保。
この結果、峰竜太選手、瓜生正義選手、丸野一樹選手がファイナル入りとなりました。
枠順抽選
激戦後には決勝戦の枠順抽選が行われました。この抽選はまず、準決勝の1着選手から順(選出順位の高い選手が先)にあみだくじの右側に枠番不明の〇号艇というプレートをそれぞれ貼り付けていきます。次にあみだくじに書かれた1〜10までの縦線のうち、残す線を選ぶために先程と同様の順番で番号の書かれた札を取っていきます。選ばれなかった番号の縦線はこの時点で消されることとなります。そしてあみだくじがスタートして〇号艇と書かれた札の下に各選手の名前が入れられていきます。最後にあみだくじで決まった上から順に各選手の艇番が発表されるのです。
上から順に
遠藤エミ選手は6号艇
白井英治選手は4号艇
峰竜太選手は5号艇
濱野谷憲吾選手は2号艇
となり、残るは丸野一樹選手のもとで1枠が出るか、瓜生正義選手が残り物で1枠となるかの二択となりました。
結果は丸野選手が3号艇と発表され、瓜生正義選手が自動的に1号艇となりました。
前検日に最後にレース場入りした平高奈菜選手がエース機を引き当てたように、決勝戦でも枠番が一番最後に発表となった瓜生選手が1号艇を手にしたのでした。
決勝戦 レース展望
①瓜生正義
②濱野谷憲吾
③丸野一樹
④白井英治
⑤峰竜太
⑥遠藤エミ
気配面良好の瓜生選手がイン戦になり、3代目のチャンピオンへ視界良好です。2枠の濱野谷選手はややモーターに不安もあり、難しいとされる鳴門の2コースとなれば戦い方でなんとか上位入着を果たしたいところ。巧みに決勝戦入りとした丸野選手は優勝のみを狙うなら得意のまくり差しとなるでしょうか。今年の記念優勝のない白井選手がカド戦ならば、チャレンジカップの最終日特別選抜戦で見せた気迫のスタート構成もあるはずです。ここまでイン戦3勝で勝ち上がってきた峰竜太選手が5枠に。しかし、昨年のオーシャンカップでは4コースから優勝。「鳴門は5コースまでは勝てるチャンスがある」と話していただけに、住之江でグランプリ制覇を果たした際のトライアル2ndで見せた伝説のまくり差しの再現を。節一パワーの機力の遠藤選手が6コース。初日に敗退した6名の女子選手の分まで上位入着を目指します。
ボートレース鳴門のプレミアムG1「第3回 BBCトーナメント」はいよいよ残すは最終日のみ。この特殊シリーズを制し、大きなボーナスを手にするのは一体どの選手か必見です!
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