ボートレースにおいて、スピードやスタートで他の選手を出し抜いて外から交わし去る姿はボートレースの醍醐味ともいえます。選手がまくることによってインが抵抗、あるいは飲み込まれてイン逃げ以外の結果が生まれるため、展開予想においても重要な要素となります。
まくりとツケマイの違い
内側の選手の外々を回って前を狙うこと。
メリット:レバーを緩めないことで直線に向いてからも加速がつくため前に出やすい。内の抵抗を交わせば大抵は抵抗した選手は沈む。
デメリット:サイドをしっかりかけないと遠心力で大回りになる。まくり切れないときは外側追走となるため、機力が足らないと追走の形になる。
まくりよりもさらに内の選手と競り合う形での旋回で、内側かつ前の選手がレバーを緩めたタイミングからレバーを握り込み相手を引き波に沈めること。
メリット:ツケマイが決まったときはほとんどの場合で沈めた相手より前に出ているため必殺技のような存在。決まったときには選手も見ているファンも爽快な気持ちに。
デメリット:そもそも相手よりも早いスピードをもったターン技術が必要。失敗すると跳ね飛ばされ引き離される他、引き波に乗ってしまい後続に追いつかれることも。
まくりやツケマイがうまい女子レーサー
2020年のクイーンズクライマックスの覇者である平高奈菜選手のすごいところは男子選手相手のSGでもまくり勝ちを決めるなどスタート力と旋回力が高いです。2020年のボートレースクラシックでは地元の雄・濱野谷憲吾選手を粉砕しています。
女子戦では常に上位争い。SG予選突破も経験し、いよいよG1タイトル獲得の期待がかかる守屋美穂選手も旋回力は十分。2020年4月の三国ではピット離れよく6枠から3コースを取ると大外の山川波乙選手を止めつつインをツケマイで沈める鮮やかなまくり勝ち。高い技術があります。
2017年のクイーンズクライマックスを優勝している遠藤エミ選手は記憶に新しい、2021年のレディースチャンピオン準優勝戦でのツケマイが実に鮮やか。予選トップの意地と優勝戦好枠取りへの気迫が生んだ最高のターンを見せています。
その明るさとハツラツさからまくりが似合う小野生奈選手は2017年のレディースチャンピオン覇者。女子戦、混合戦を問わずまくりにいくとなれば内に絞ってまくっていく姿を多く見かけます。道中でも果敢に握って回ることも多いため、逆転するシーンもよく見かけます。
ここまでの4人はまくりはもちろんツケマイも非常にうまい選手で、並のモーターでも競り合いから抜けてくる強さがあります。
1マークの攻防でまくりが魅力の選手
- 4011 堀之内紀代子
- 4065 金田幸子
- 4117 廣中智紗衣
- 4519 清水沙樹
- 4589 塩崎桐加
- 4546 浜田亜理沙
- 4556 竹井奈美
- 4627 藤原菜希
- 4804 高田ひかる
中堅どころを中心にピックアップしましたが、やはり注目は高田ひかる選手。チルトを上げてずば抜けた展示タイムを出すことは有名となりつつありますが、同体のスタートからでもまくりを打ってくるのは魅力的でしょう。またこちらに挙げている選手はまくりが魅力である一方で、A1級でもおかしくない面々ですがイン戦に不安もある選手が多くなっています。インで負けた=機力に乏しいと見切りをつけないよう気をつけましょう。
注目の若手まくり屋
- 4884 勝浦真帆
- 4900 中田夕貴
- 4938 小芦るり華
- 4998 中村かなえ
- 5003 来田衣織
- 5013 山下夏鈴
- 5078 山川波乙
フレッシュな顔ぶれを揃えました。中でもスタートの早い勝浦真帆選手やF3をも経験するほどスタート攻める小芦るり華選手は注目の存在。また、地力アップ著しい中田夕貴選手や来田衣織選手にも注目しておくといいでしょう。Fのないときは山川波乙選手も脅威となります。また高田ひかる選手と同支部の山下夏鈴選手もチルトを上げて抜けた展示タイムを出すこともあり、スタートが決まると一撃も期待できます。
まとめ
展開にスパイスを加える攻めの姿勢が強い選手。今回挙げた選手は特に3〜5コースでは狙っていきたいところです。
選手の特性に注目して、展開予想や舟券予想に役立てて見みましょう。
▼
浜名湖 7R
▼
54.9倍 × 22,500円
- 無料予想でも『唐津』を買えばそれだけでプラスになる
- 課金しないでもずっと使い続けられる
- 有料プランを使えばそれはそれで50~70万円近い利益が望める(※検証で実証済)
人気記事