12月01日更新（毎月月末更新）
舟券予想に欠かせないのがモーター成績。そしてどの競艇場にもだいたい存在するエースモーターですが、いったいどのモーターがエースモーターなのか？というのは誰しも気になるところでしょう。
この記事では、現時点で「 エースモーター 」と言えるモーターを一挙紹介！今その競艇場で一番推奨したいモーターを、開催地別に1機ずつ、計24機を紹介します！
※注意事項※
「エースモーター」とはあくまでも決まった定義がありません。数字・走りからその開催地で一番よく走ると判定したモーターを取り挙げており、その判断基準は個々によって異なります。
目次
- ボートレース桐生 エースモーター
- ボートレース戸田 エースモーター
- ボートレース江戸川 エースモーター
- ボートレース平和島 エースモーター
- ボートレース多摩川 エースモーター
- ボートレース浜名湖 エースモーター
- ボートレース蒲郡 エースモーター
- ボートレース常滑 エースモーター
- ボートレース津 エースモーター
- ボートレース三国 エースモーター
- ボートレースびわこ エースモーター
- ボートレース住之江 エースモーター
- ボートレース尼崎 エースモーター
- ボートレース鳴門 エースモーター
- ボートレース丸亀 エースモーター
- ボートレース児島 エースモーター
- ボートレース宮島 エースモーター
- ボートレース徳山 エースモーター
- ボートレース下関 エースモーター
- ボートレース若松 エースモーター
- ボートレース芦屋 エースモーター
- ボートレース福岡 エースモーター
- ボートレース唐津 エースモーター
- ボートレース大村 エースモーター
- モーター評価の重要性
- エースモーター とは
- 競艇場モーター成績 一覧
- 今イチオシはこれ！
ボートレース桐生 エースモーター
32
（交換時期：12月）
| 勝率 | 5.63 | 出足 | S |
| 1着率 | 19.9％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 38.3％ | 伸び | S |
桐生の現行モーターはまもなく使い納め。そんな中注目したいのは11月末の一般戦で坂本雄紀が優出した32号機だ。特徴は全部の足が水準以上のバランス型。スリットの加速感はもちろん、グッと力強く前に押すターン回りも仕上がっていた。舟の向きが良く、そこからの推進力、伸びもいい。最後の最後まで追いかけてみたい。
ボートレース戸田 エースモーター
27
（交換時期：2月）
| 勝率 | 5.71 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 22.7％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 37.8％ | 伸び | S |
11月末の一般戦で森悠稀が優出4着の好成績を残したモーターだ。特徴は、行き足、伸びのストレート関係だ。森はスリット近辺の足を仕上げるのがうまい選手。いいときは決まってその辺りの足がくる。そして、持ち前のスタート力を発揮。まくり、まくり差しとセンター、アウトから攻めるレースをする。まくり期待の足色だ。
ボートレース江戸川 エースモーター
60
（交換時期：4月）
| 勝率 | 5.77 | 出足 | S |
| 1着率 | 22.3％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 41.7％ | 伸び | A+ |
ボートレース江戸川では10月に火災事故があり約一カ月開催がなかったが11月18日よりレースが再開された。そのシリーズで超抜に仕上がっていたのが三角哲男。どちらかというとしっかり回れる出足の方が良かったが、伸びも水準以上はしっかりあった。三角のペラ調整でパワーアップを遂げており、今後の動きが楽しみだ。
ボートレース平和島 エースモーター
72
（交換時期：6月）
| 勝率 | 5.59 | 出足 | S |
| 1着率 | 20.6％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 40.2％ | 伸び | S |
元々、注目していたモーターだがここにきて本格化。それもかなり。10月にはB1級の松尾光広が優出と健闘、11月の泥谷一毅が超強力な伸びで開幕から5連勝と圧倒的なパフォーマンスを見せた。その泥谷は惜しくもFに散ったがすごい足だった。11月末には香川素子が強烈な伸び。今、平和島で最も伸びているモーターだ。
ボートレース多摩川 エースモーター
12
（交換時期：8月）
| 勝率 | 5.27 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 20.4％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 33.8％ | 伸び | S |
10月の和田拓也が抜群の行き足、伸び。松田真実は大きな着を並べたが明らかに伸びは良く最終日には4カドからまくって3万舟を演出した。周年記念の守田俊介は期待したほどではなかったが、やっぱり本体素性はいいようで、11月末の加藤翔は伸び上位。スタートが同体ならまくれる足だった。穴党は必ず注目をして欲しい。
ボートレース浜名湖 エースモーター
3
（交換時期：4月）
| 勝率 | 5.42 | 出足 | A |
| 1着率 | 18.7％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 36.8％ | 伸び | S |
11月に新田雄史がオール3連対で優勝、その後は藤田竜弘、橋口真樹と優出が続いている。分かりやすい上昇モーターだ。11月末の橋口の伸びはそれはそれは魅力的なものだった。スリット手前からスーッと加速して行くと、スリットライン通過後はビューンと伸びた。足は完全な伸び寄りで今後の動向を楽しみに追いかけたい。
ボートレース蒲郡 エースモーター
64
（交換時期：5月）
| 勝率 | 5.99 | 出足 | S |
| 1着率 | 21.2％ | 行き足 | A+ |
| 2連対率 | 43.7％ | 伸び | S |
これまで何度か優出歴こそあるものの、特別噴いているという印象はなかったが、気温の低下と乗り手の調整によりかなりパワーアップしたとみる。11月の古川誠之は伸び上々で、展示好タイムを連発。レースでは出足やターン回りもしっかりしていた。東口晃も出足はまずまずのレベル。この冬に数字を稼ぎそうな気配を感じる。
ボートレース常滑 エースモーター
3
（交換時期：11月）
| 勝率 | 6.64 | 出足 | A |
| 1着率 | 36.3％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 63.6％ | 伸び | S |
ボートレース常滑では11月19日にのG3から新モーターの使用が開始された。まだ何も分からない状態だがそのシリーズの上位と言える動きをしていたのが酒井俊弘。チルトを3も含めた伸びを強化する調整で4コース、5コースからそれぞれ1本。6コースから2本と節間4本のまくりを決めた。あの強烈な伸びは相当魅力だ。
ボートレース津 エースモーター
--
（交換時期：12月）
| 勝率 | - | 出足 | - |
| 1着率 | - | 行き足 | - |
| 2連対率 | - | 伸び | - |
ボートレース津では12月23日に開幕する一般戦で新モーターの使用が開始される。新モーターは素性は大事だが、初下ろし時の調整も重要な要素だ。初下ろしシリーズで出場予定の選手で調整に期待したいのは、今垣光太郎、麻生慎介、上村純一、溝口海義也、高橋竜矢あたり。下出卓矢や酒井俊弘も伸びを引き出してきそうだ。
ボートレース三国 エースモーター
58
（交換時期：2月）
| 勝率 | 5.41 | 出足 | S |
| 1着率 | 18.7％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 36.9％ | 伸び | S |
9月の土屋智則が仕上げてその後快走しているモーター。10月に喜井つかさが優出した回り足、伸びも相当良かった。近況は西野翔太が一般戦で2コースから差し切って優勝を果たした。出足、行き足は上々で舟が向いてから進む感じはかなり力感があった。伸びも上位にそん色がないレベルで全部がいいと言える仕上がりだった。
ボートレースびわこ エースモーター
27
（交換時期：6月）
| 勝率 | 4.83 | 出足 | A |
| 1着率 | 11.6％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 31.7％ | 伸び | S |
機歴や数字も参考にはなるが、乗り手の調整次第では突如化けるものがあるからおもしろい。このモーターは11月に藤山翔大が乗って超抜の伸び。様々なチルト角度を試していたがどのチルト角度でも伸びは強烈だった。ターン回りも犠牲にする所かむしろ良かった。無難な調整ではないだろうが、ひとまず次の乗り手にも注目だ。
ボートレース住之江 エースモーター
32
（交換時期：3月）
| 勝率 | 6.16 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 30.3％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 45.9％ | 伸び | S |
11月に開催されたGⅠ高松宮記念特別競走で茅原悠紀が優勝したモーター。茅原は新ペラからのスタートとなったが初日からエグイ出足。日を追うごとに迫力を増し最後は全部の足が強力。F2の足枷を抱えながらも7連勝Vでシリーズを圧倒した。その後乗った郷原章平はややインパクト下降も行き足自体は悪くない部類だった。
ボートレース尼崎 エースモーター
49
（交換時期：4月）
| 勝率 | 5.36 | 出足 | S |
| 1着率 | 17.6％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 33.8％ | 伸び | S |
数字の割には誰が乗ってもある程度仕上がるなど素性は悪くない。最近はその性能を発揮していて、最近では蜂須瑞生や寺島美里の足はかなり強力な仕上がりだった。それだけにダイヤモンドカップでの渡辺浩司の不発は想定外だった。ただ、気配落ちはなく11月末の別府正幸が強烈な伸びでターン回りも◎が付く仕上がりだった。
ボートレース鳴門 エースモーター
59
（交換時期：4月）
| 勝率 | 5.20 | 出足 | S |
| 1着率 | 17.2％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 33.0％ | 伸び | S |
10月のルーキーシリーズで中島秀治がシリーズ7勝を挙げる活躍で優勝したモーターだ。ターン回りの力強さや操縦性の良さが特徴だったが伸びも上位にそこまで見劣ることはなかった。F2の中でしっかり勝ち切ったのにはパワーの裏付けがあった。マスターズリーグの佐藤大介も出足、伸びと好況。実戦がパワー光る上昇機だ。
ボートレース丸亀 エースモーター
31
（交換時期：9月）
| 勝率 | 5.69 | 出足 | S |
| 1着率 | 17.1％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 40.0％ | 伸び | S |
11月の周年記念で吉田裕平が記念初優勝を達成した。吉田はいい時は決まってスリットでのぞく行き足がくる。そしてグリっと回ってスイーッと加速していく回り足になる。まんまそんな仕上がりだった。丸亀の現行モーターは9月から使い始められたばかりでまだまだ未知数だが、周年記念V機ならさすがにエース候補と言える。
ボートレース児島 エースモーター
--
（交換時期：12月）
| 勝率 | - | 出足 | - |
| 1着率 | - | 行き足 | - |
| 2連対率 | - | 伸び | - |
ボートレース児島では12月7日に開幕する一般戦から新モーターの使用が開始。このシリーズは何の変哲もない一般戦だがなんと、松井繁、桐生順平の出場が予定されている。優勝争いはこの2人の一騎打ちだろう。A1選手で言えば、今村暢孝、平田忠則、妹尾忠幸、石橋道友、吉田凌太朗辺りが有力。末永祐輝も調整力は高い。
ボートレース宮島 エースモーター
60
（交換時期：11月）
| 勝率 | 7.11 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 27.7％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 55.5％ | 伸び | S |
11月に開催されたルーキーシリーズで柳瀬幹太が優出2着と健闘。まだ使用2節目のことだったが、あの仕上がりをみる限り将来が楽しみなモーターだと言える。序盤はターン回り、押し感が良さそうと見ていたが、終盤はストレート気配も強化されていた。ターン出口からBS中間にかけての足は威張れる仕上がりになっていた。
ボートレース徳山 エースモーター
18
（交換時期：4月）
| 勝率 | 5.58 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 20.4％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 39.3％ | 伸び | S |
10月のオールレディースで田口節子がオール3連対で優勝。シリーズ7勝を挙げるさすがの立ち回りだった。その田口以降、すこぶるいい動きを見せる。11月の永井源の行き足、伸びはトップ級でスタートして加速していく足は抜群だった。今の足なら相当楽しみがあり、数字以上の評価が必要。伏兵に渡れば穴党は大注目だ。
ボートレース下関 エースモーター
11
（交換時期：3月）
| 勝率 | 5.90 | 出足 | S |
| 1着率 | 21.7％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 43.5％ | 伸び | S |
10月の片橋幸貴は回り足が抜群で、桂林寛も着こそそこまでだったが、行き足自体は悪くなかった。そしてSGチャレンジカップで本格化。佐藤翼がトップ級の足に仕上げて優出を果たした。いいモーターが特別戦で本格化する典型的な例だ。佐藤は行き足やターン回りが良かったが準優、優勝戦は伸びも良く全部の足がきていた。
ボートレース若松 エースモーター
52
（交換時期：11月）
| 勝率 | 0.00 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 00.0％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 00.0％ | 伸び | S |
ボートレース若松では11月25日の一般戦で新モーターの使用が開始された。4日間の短期決戦だったが、安定板が装着され周回短縮となるなど荒水面でさらには中止もあるなど参考にしづらいシリーズだった。その中でキラリと光る伸びを見せていたのが松下哲也が乗った52号機。特に回ってからのBSの加速感は強めだった。
ボートレース芦屋 エースモーター
54
（交換時期：4月）
| 勝率 | 5.03 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 12.5％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 29.1％ | 伸び | S |
11月のルーキーシリーズで原田才一郎が分かりやすく伸びた。スローからはジリジリとのぞき、ダッシュからは爽快に加速を強めて行くそんな仕上がりだった。このモーターは10月に石丸海渡が予選首位通過をしたが足はそこまでで、数字や実績も平凡だ。近年、本当によくモーターを出す原田のペラ調整で一気に上向いている。
ボートレース福岡 エースモーター
66
（交換時期：2月）
| 勝率 | 5.92 | 出足 | S |
| 1着率 | 25.2％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 43.8％ | 伸び | S |
元々、伸びが注目の好素性モーターだが、11月のルーキーシリーズで原田才一郎がさらに本格化させた。原田のことは芦屋の欄でも取り上げたが、本当によくモーターを出してくる。まずは伸びがきて、その後から出足や操縦性がくるパターンだ。次に乗った津久井拓也もスタートして伸びて行く好脚。一撃期待の攻撃的な足色だ。
ボートレース唐津 エースモーター
58
（交換時期：8月）
| 勝率 | 5.38 | 出足 | A+ |
| 1着率 | 18.1％ | 行き足 | A+ |
| 2連対率 | 38.1％ | 伸び | A+ |
まだまだ使用歴も浅くエース機を指名するのはもう少し先か。そんな中、数字は中上くらいのこのモーターだが気配は上々。11月の太田和美は明らかにスリットで余裕があって出足もしっかりしていた。気温もグッと下がってモーターの回転が上がる季節に突入。太田のような回転を止める系の調整をする選手の得意なシーズンだ。
ボートレース大村 エースモーター
18
（交換時期：7月）
| 勝率 | 6.30 | 出足 | S |
| 1着率 | 29.0％ | 行き足 | S |
| 2連対率 | 47.3％ | 伸び | A+ |
ちょっと古い話だが、7月には山口剛がSGオーシャンカップにおいて予選を首位通過し優出した実績がある。高い数字もキープしていて素性は間違いない。最近特に良かったのが11月末のミッドナイトで乗った西舘健。めちゃくちゃ伸びていくという訳ではないがサイドのかかりや押しは強力。抜群のレース足を武器に快走した。
モーター評価の重要性
モーター評価は予想を的中させ、舟券で儲けるために最重要と言っても過言ではない要素です。誰が乗るのかももちろん重要ではありますが、その重要度はやはり
「モーター＞選手＞水面」
というのが絶対的です。
たとえばSGやG1など、選手間の実力（スタート力、旋回力等）が均衡している中で何で差が付くかというと、それはやはりそれはモーターが出ているか、出ていないか、ということになります。モーターパワーの強弱は結果と密接に結びついていると断言してもいいです。
ではどのようにモーターパワーの強弱を判断すべきか。その強弱はモーターの素性や実績、そして近況の動きから読み取ることができます。
出足と伸び
ひとえにパワーと言っても、より実戦的な情報とするのであれば「足色」も重要です。ざっと分けると出足と伸びの2つに分けられます。
出足が強力ならツケマイ、差し、展開を突いての急浮上とターン勝負ができます。一方、伸びが強力ならスリット一撃のまくり、バックで追いついての２マーク勝負が可能になります。モーターによって出足型、伸び型と特性があるというわけです。
こういったモーターの特性を知っておくことこそ、レース予想や展開の助けになります。
エースモーター とは
競艇予想をやっていると「 エースモーター 」というワードを度々耳にするかと思います。
しかしながら、ボートレースの公式において、” エースモーター ”というもののちゃんとした定義はありません。
「エース」という言葉は競技においてよく使われる言葉で、語源はトランプや賽の目の「1」を現すエースナンバーからきています。例えば野球で言えばピッチャーに使われ、球団の中で一番勝ち星を稼げる投手が得てしてエースピッチャーなどと呼ばれます。
しかし、バッターには使われないことにお気づきでしょうか？ 諸説ありますが、ピッチャーには勝ち星が付くのに対し、バッターには打撃の成績しかないため、やはり「エース」というのは「勝ち」に対して大きく関わっていることが大前提にあるように思います。
つまり、ボートレースでいう「 エースモーター 」も、1着の多いモーター(1着率)、または優勝回数の多いモーター、これらが エースモーター というものの定義なのではなかと思います。
連対は多いがなかなか勝ち切れない、優出は多いが優勝はなかなかできない、など安定感もあって強いモーターであっても、「 エースモーター 」という枠組みからは外れてしまうのかもしれません。
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