男子レーサーと戦っても負けない強さを持ち合わせた実力派、ママになって更なる飛躍に期待がもてる人気女子レーサー・小野生奈選手について触れていきます。
目次
「小野生奈」プロフィール
「小野生奈」選手来歴
やまと学校を辛うじて卒業
小野生奈選手は103期生としてやまと競艇学校に入学しました。同期には深谷知博選手、黒井達矢選手、渡邉和将選手、古澤光紀選手、喜井つかさ選手などがいます。やまと学校時代の成績は今の小野選手を考えると想像が出来ない内容にビックリ。訓練生時代は完全に落ちこぼれ一歩手前の成績、養成所リーグの成績はとても悪くて、リーグ勝率が3.00を切ると退所しなければならないルールがあるところを最終戦で、4着までに入らなければいけないという絶体絶命のピンチに追い込まれました。そのレースで何とか2着に入ることが出来て退所を免れて辛うじて卒業して、プロデビューを決めたのです。
初勝利まで1年6か月
ようやくデビューをしたものの、すぐにテクニックがアップするわけでもなく厳しいレースが続きました。デビュー節はオール6着、舟券に絡むのに半年以上、初勝利を上げるまでに1年6か月を費やし、苦悩の日々が続いたのです。それでも小野選手は厳しい先輩の言葉に耳を傾け練習に励みました。
デビュー期の成績は同期最下位、そして師匠・吉田弘文元選手との出会い
デビュー年が1.06、2年目の勝率が1.77と成績は同期のなかでも最下位で、普通であれば「この選手きびしいな」と思う成績を続けていた小野選手。しかし、そんな小野選手に転機がやってきました。それが師匠・吉田弘文選手(現在は引退)との出会いです。同じ福岡支部の先輩で、同じ大会で出走しているときに、とても熱心に足りないところをアドバイス。後に弟子入りをお願いして師弟関係になりました。ターンの仕方やタイミングなどを細かく、大胆にアドバイス。そこで何かを掴んだ小野選手の成績は飛躍的に上がっていくのでした。
初優出まで3年2か月
その後は着実に1着を取り勝率も順調に上げていき、デビューから3年2か月の2011年に初優出を果たします。スタートタイミングもこのあたりから早いものを決め始めて、このころにはデビュー当初からの落ちこぼれ感はなくなっていました。鋭いターンを駆使することで女子レーサーのなかではメキメキ頭角を現す存在に変貌を遂げます。
念願の初優勝
デビューから5年後、小野選手に以前のひ弱さはなく堂々としたレース内容で1着を量産。逃げ、まくりを中心にスピードあふれるレースを披露していました。そして、ボートレース蒲郡での優勝戦で、3コースから1号艇の松本晶恵選手を豪快にまくって念願の初優勝を決めたのです。
遂にGⅠ制覇
そしてデビューから8年が過ぎた2017年、地元芦屋で開催されたGⅠ第31回レディースチャンピオンで遂にGⅠ初優勝。GⅠホルダーの仲間入りを果たしました。その後もSGやGⅠ戦で女子とのレースだけでなく、男子トップクラスの選手のなかに入っても遜色ないレースができる女子トップレベルの選手として大活躍。2018年には賞金女王に輝くなど大活躍を続けています。
2022年10月半ば過ぎあたりに出産
2022年2月の宮島の斡旋を最後に一切出場がなかった小野生奈選手。予定ではその翌週2月22日から桐生で開催だったG2レディースオールスターへの出場も決まっていましたがそれも欠場。SNSでは様々な心配の声が囁かれていたのですが、その約8か月後、SNSにて小野生奈選手の元気な姿を発見。そしてこの数日後、無事出産したと日高選手のブログで情報が公開されました。
「小野生奈」競争成績
通算成績
- 出走数 : 3049レース
- 全着順 : 692 - 613 - 527 - 438 - 404 - 337
- 優 出 : 99 回
- 優 勝 : 21 勝
- フライング : 14 回
2008年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2009年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2010年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2011年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2012年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2013年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2014年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2015年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2016年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2017年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2018年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2019年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2020年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2021年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2022年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2023年
- 出走数 : レース
- 全着順 : - - - - -
- 優 出 : 回
- 優 勝 : 勝
- フライング : 回
優勝歴 | |||||
日付 | コース | グレード | 開催名 | 艇番・コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
「小野生奈」記録歴
2008年11月8日 デビュー戦
ボートレース芦屋「ヤング・シニア・レディース三つ巴戦」初日第1R 6着
2010年5月1日 初勝利
ボートレース芦屋
「スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選」最終日第1R
デビュー以来180走目
6号艇で6コースから決まり手はまくり差し
「スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選」最終日第1R
デビュー以来180走目
6号艇で6コースから決まり手はまくり差し
2011年11月30日 初優出
ボートレース住之江「男女W優勝戦第6回森下仁丹杯争奪」6着
2013年12月26日 初優勝
ボートレース蒲郡「男女W優勝シリーズ 2013ファイナルカップ」
3号艇で3コースから決まり手はまくり
3号艇で3コースから決まり手はまくり
2014年2月6日 GⅠ初出場
ボートレース芦屋「GⅠ第60回九州地区選手権」初日第3R 2着
2014年2月10日 GⅠ初勝利
ボートレース芦屋「GⅠ第60回級地区選手権」5日目第1R
5号艇で6コースから決まり手はまくり差し
5号艇で6コースから決まり手はまくり差し
2017年8月6日 GⅠ初優勝
ボートレース芦屋「GⅠ第31回レディースチャンピオン」
1号艇で1コースから決まり手は逃げ
1号艇で1コースから決まり手は逃げ
2014年5月27日 SG初出走
ボートレース福岡「SG第41回笹川賞」初日第3R 3着
2015年5月27日 SG初勝利
ボートレース大村「SG第42回ボートレースオールスター」2日目第3R
1号艇で1コースから決まり手は逃げ
1号艇で1コースから決まり手は逃げ
通算勝
「小野生奈」同期選手
小野生奈選手と同期となる103期選手は以下
登録番号 | 選手名 | 生年月日 | 支部 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
4516 | 野口 勝弘 |
1986/12/03
|
愛知 | 愛知県 |
4517 | 平野 恭兵 |
1987/01/16
|
東京 | 東京都 |
4518 | 大須賀 友 |
1987/01/31
|
愛知 | 愛知県 |
4519 | 清水 沙樹 |
1987/02/21
|
東京 | 千葉県 |
4520 | 高倉 孝太 |
1987/03/21
|
福井 | 石川県 |
4521 | 小池 公生 |
1987/04/02
|
福岡 | 福岡県 |
4522 | 古澤 光紀 |
1987/10/28
|
福岡 | 福岡県 |
4523 | 中村 辰也 |
1988/02/26
|
長崎 | 長崎県 |
4524 | 深谷 知博 |
1988/04/01
|
静岡 | 静岡県 |
4525 | 真子 奈津実 |
1988/05/09
|
福岡 | 福岡県 |
4526 | 池田 雄祐 |
1988/05/19
|
愛知 | 愛知県 |
4527 | 高野 心吾 |
1988/06/25
|
愛知 | 愛知県 |
4528 | 黒井 達矢 |
1988/08/08
|
埼玉 | 埼玉県 |
4529 | 嶋 義信 |
1988/09/29
|
香川 | 香川県 |
4530 | 小野 生奈 |
1988/10/02
|
福岡 | 福岡県 |
4531 | 武富 智亮 |
1988/10/23
|
佐賀 | 佐賀県 |
4532 | 秋元 哲 |
1988/11/01
|
埼玉 | 栃木県 |
4533 | 峰重 侑治 |
1988/11/24
|
岡山 | 岡山県 |
4534 | 坂 咲友理 |
1989/09/26
|
大阪 | 奈良県 |
4535 | 北山 康介 |
1989/11/23
|
東京 | 神奈川県 |
4536 | 喜井 つかさ |
1990/01/14
|
岡山 | 岡山県 |
4537 | 渡邉 和将 |
1990/02/12
|
岡山 | 岡山県 |
4538 | 笠置 博之 |
1990/08/09
|
大阪 | 大阪府 |
4539 | 金子 賢志 |
1990/10/18
|
群馬 | 群馬県 |
「小野生奈」をレースで狙え!
レースにおける売り
一番の特徴は女子レースだけでなく、男女混合戦でも圧倒的に高い勝率を上げていることです。レーススタイルはとにかく握って攻める。センターの3コース、4コースで好スタートを決めてそのまま豪快にまくっていく豪快さが売りです。まくりきれないときでもスロースタートのときは、道中の争いで競り勝って着を取りに行くレースをすることもできるのが特徴。また、スタートタイミングは0.15くらいで女子戦に限れば平均スタート順は2点台で質が良く早いスタートを的確に決めることができフライングも少ないと言えます。
こういう時こそ買い☝
女子戦はほぼ確実に予選を突破してきます。出場するレースは積極的に買っていくとよいでしょう。コースで狙うなら1コース、3コース、4コースは1着狙いが良く、レース場ならボートレース芦屋と福岡に良績が目立ちます。また、東海地区のボートレース場での成績も良く優勝回数も多いので、舟券の軸として狙っていきたいですね。ただし、5コース、6コースになると急激に1着率は下がり、2着、3着の割合が上がります。舟券はコースごとに購入スタイルを変えて予想を組み立てると期待値が上がるかもしれません。
「小野生奈」エピソードいろいろ
2022年10月に男の子を出産してママになった。(誰と結婚したのかはまだ公表されていません)
プライベートは家でのんびりしたり、買い物したりと何処にでもいる普通の女の子。
韓国旅行に行ってストレス発散。
ゴルフを始めて、ハマっているらしい。
遠藤エミ選手に勧められてももクロの大ファンらしい。
ボートレーサーになろうと思ったきっかけは、お父さんと行ったボートレース場で、グレートマザーこと日高逸子選手が男子レーサーと混じって上位争いをしているレースを目の当たりにして興奮したから。
中学校、高校時代はソフトボールの選手。
妹の小野真歩さんは元ボートレーサー(2021年1月4日選手登録抹消)
特技は書道
自らの心強い存在として両親を挙げており、選手になってから活躍するようになると育ててくれた感謝の思いから家をプレゼントした。
デビュー当初の成績が良くなかった彼女だが、養成所の入試試験にも1度落選、養成所時代の成績は同期内でも下から2番目と苦しむなど現在女子競艇界を担う選手にしては珍しい苦労人。それまでは何をやっても器用にこなせることを自負したが初めて挫折を味わうなどこの世界に入ってからの努力が現在の彼女を作りあげた。
2019年より福岡県古賀市が新設した「水の特命大使」に就任して市民に向けて、水の大切さを伝える活動を行なっている。
吉田弘文(現在は引退)とは当時師弟コンビとして有名。当時まだ若手だった頃、練習日に「今日のお前は存在感がないな」と言われたことに触発すると、練習でも転覆覚悟の全速ターンを連発するようになったのがレースでの躍進にも繋がったことを後に語っている。
「小野生奈」フォトグラフィー
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