2021年のグランドチャンピオン優勝の記憶が新しい前本泰和選手。積極的なコース取りはやはり師匠の教えがあるのでしょうか。意外にもG1やSG優勝は少ないですが、2度目のSG優勝を機に遅咲きとなることを期待される前本選手に迫ります。
前本泰和 プロフィール
登録番号 3573
生年月日 1982年06月06日
身長 164cm
血液型 O型
支部 広島支部
出身地 広島県
登録期 70期
師匠 西島義則
師匠の西島選手同様、イン思考のレーサー。けれど、時には柔軟なレース運びで上位着を量産。ダービーにも数多く出場する安定感抜群の選手。熱いレースとは逆に穏やかな口調が特徴でチワワと遊ぶのが癒しに。攻めすぎるスタートと抽選運の悪さでG1やSGの優勝は少なめですが、それでも2021年に久々のタイトルを手にし、これからの逆襲に期待できるレーサーです。
前本泰和 来歴
1992年05月 デビュー戦
ボートレース徳山 一般戦「タイトル不明」
1992年03月 初勝利
ボートレース宮島 一般戦「タイトル不明」
1997年03月 初優勝
ボートレース大村 一般戦「タイトル不明」
2007年11月15日 G1初優勝
ボートレース児島 G1「開設55周年記念 児島キングカップ」(1コースから決まり手は逃げ)
2013年06月14日 通算1500勝
ボートレース児島 一般戦「第18回日本財団会長杯」3日目第1R
2013年12月23日 SG初優出・初優勝
ボートレース住之江 SG「第28回賞金王決定戦-シリーズ戦-」(1コースから決まり手は逃げ)
2018年08月27日 通算2000勝
ボートレース丸亀 SG「第64回ボートレースメモリアル」6日目最終日第3R
前本泰和 エピソード(競艇・ボートレース関連)
師匠は艇界が誇るインファイター
前本選手の師匠である西島義則選手はボート界でも特に顕著なイン思考を持つ選手。前本選手はカド戦や状況に応じて外枠からダッシュすることがありますが、基本は前付けしてのスタートからの仕掛けが魅力的な選手。時には80m起こしでもスタートを決めてきます。
高勝率を常にマーク
2010年以降の前本選手は8点台を2回含む7点以上の勝率がほとんど。(7点を切ったのは1度のみ)G1獲得が少なく、一般戦の出場が多いという面もありますが、それでも常に安定した成績を残すのは大変なこと。勝率が選考基準となるダービーにも10回を超える出場をしています。安心して狙える選手です。
スタートを攻めすぎるあまりに…
前本選手は2010年以降でフライングがなかった年が2011.2014.2017年と3年のみ。コース取りに動き、果敢な攻めを見せるだけにスタート事故も多いようです。2001年にはF2を2回していたことも。それだけ攻めに徹するというのも度胸があると捉えられます。
8年ぶり2度目のSG優勝
2021年のグランドチャンピオンでは準優勝戦で1枠の選手が総崩れ。唯一2枠から勝ち上がった前本選手は優勝戦のポールポジションを獲得します。普段は抽選運がないと話す前本選手ですが機力にも恵まれ2度目のSG制覇を達成します。40代が目前となり中堅の域もすぎようかという頃ですが、パワフルなレースでこれからのビッグタイトル獲得を期待します。
【レースにおける売り】2021年グランドチャンピオン優勝は記憶に新しい。一般戦で優勝を量産した時期が長く一般戦の鬼との異名をとった時期もあったが、最高峰の舞台でも勝ち負けできることを証明した。基本はさばき型だが意表の自力戦も。
【こういう時こそ買い】イン信頼度はSGクラスでも最高水準で、余程の足負けがない限りは信頼の一手。外枠での出走時はコース取りからシビアに動きスローからのレースにして好位を走る巧さ。出足や操縦性の裏付けがあれば位置不問で残す。
前本泰和 エピソード(競艇・ボートレース以外)
レースぶりでは強烈な前付けに激しい競り合いが見られますが、口調や表情は穏やか。優しげな印象を持ちます。
これといった趣味や特技はないそうです。
家族で出かけたりもなかなか少なくなると、愛犬のチワワ3匹と遊ぶことが多くなっているようです。オス2匹とメスが1匹います。
やはりソウルフードはお好み焼き。月1.2回自宅近くの行きつけのお店で食べていたそうです。増量すると困るかと思いきや前本選手曰く「ほぼ野菜」だそうです。
前本泰和 関連リンク
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