ボートレース尼崎(尼崎競艇場)を徹底解説【水面特徴・コース攻略】

ボートレース尼崎の水面特徴・コース攻略から歴史・グルメまで詳しくご紹介します。

 

ボートレース尼崎 概要

ボートレース尼崎の歴史

1952年9月に開業。駅の名前にもなっている通り「センタープール」の名称で長く愛されているボートレース場です。現在は施設の建て替え工事で取り壊しや、改修も行なっています。

尼崎センタープール前駅の改札を出た瞬間に外向販売所が設置されていたり、ファンロードという専用のスロープでボートレース場まで繋がり全ボートレース場でも随一のアクセスの良さを誇ります。

アクセス方法

所在地:〒660-0082 兵庫県尼崎市水明町199−1

電車・バス

  • 阪神電車 尼崎センタープール駅 徒歩 3分

 

ボートレース尼崎を攻略!

水面特徴

ボートレース尼崎は、またの名をセンタープールと呼ばれるボートレース場です。水質は淡水でプール型の水面となっています。その昔は、広く設計された1Mでセンターからの全速ターンが威力を発揮し、カマシ(ダッシュ)からの攻撃的な技がよく決まったことからセンタープールと呼ばれるようになったと言われています。

しかし、その頃と今とでは大きく情勢が変わりました。各選手が3枚のマイプロペラをボートレース場に持ち込んでいた “持ちペラ制度の廃止”そして “出力低減モーターへの変更” でセンター・アウトから内の艇をまくり切れるほどのモーターパワーに仕上がることが難しくなっているのです。

現代ボートレースの傾向である “イン有利” の流れはここ尼崎でも色濃いものとなっています。半数以上が逃げでレースが決着します

イン有利に拍車をかけるコース形状

そのイン有利に拍車をかける条件が尼崎にはあります。それは特徴的な、ターンマークの配置です。全国では珍しく1Mがスタンド側に振られておらず、2Mと1Mを結ぶ線がスタンドに対して平行(水平)に設定されています。百聞は一見にしかず、インターネット上に公開されている航空写真で尼崎と戸田を見比べてみてください。戸田の1Mは極端にスタンド側へ振られてることがわかりますが、尼崎はその振り幅がほぼありません。

これによりインコース艇が最短ルートを走ることができるため、スタートが横一線に並ぶ隊形なら先に回れるインコース艇がより有利にレースを行えるのです。余程のことがない限りはインコースを重視して舟券を買っていれば的中率は上がってくることでしょう

次に気象条件に目を向けてみましょう。尼崎は一年を通して向かい風が吹くことが多い水面です。この向かい風が5メートル以上の強いものとなればインコース艇を含むスロー勢に不利に働きますので注意が必用です。ダッシュを利かせたカドまくりや、そのまくりに乗じた差しでアウト勢が流れ込む豪快なレースが決まりやすくなる傾向があります。

展示情報の充実度アップ

尼崎といえば2021年1月から回り足タイムと、1周タイムの計測が開始され毎レースその情報が提供されるようになりました。加えて展示タイム(直線タイム)の計測も手動方式から自動計測に切り替わり、より精度の高い計測が可能になったのです。各種計測タイムを気にかける選手もいるように、タイムは軽視できない情報です。モーターの調子を見極めるためにも注目してもいいかもしれません。

 

ボートレース尼崎のレース情報

主要レース

レース名 尼崎センプルカップ
競争格付け G1
開催時期 1~3月頃(周年レース)
レース名 日本財団会長杯争奪 歳忘れ今年もありがとう競走
競争格付け 一般戦
開催時期 12月末

企画レース

レース名 朝からセンプル
実施レース 1レース
特徴 センター(3号艇~4号艇)にA級選手が入ります。
レース名 昼どきピンクル
実施レース 5レース
特徴 1号艇とセンター(3号艇~4号艇)にA級選手が入ります。

 

ボートレース尼崎のグルメ

多幸焼

店 名 売店
おすすめメニュー 多幸焼¥100
場所 スタンド裏

肉吸い定食

店 名 水 明
おすすめメニュー 肉吸い定食 ¥600
場所 2階 投票所付近

 

兵庫支部所属選手

吉川 元浩

名 前 吉川 元浩(よしかわ もとひろ)
登録番号 3854
生年月日 1972/09/07
出身地 兵庫県
登録期 79期
血液型 O型

当時の入学制限ギリギリの22歳で養成所を受験しこの世界へ飛び込んできた兵庫支部を代表するベテラン選手です。2019~2020年には22年ぶりとなるSG総理大臣杯を連覇を達成するなど年齢を重ねた現在でも衰えは知らない活躍を続けています。

稲田 浩二

名 前 稲田 浩二(いなだ こうじ)
登録番号 4290
生年月日 1984/12/08
出身地 兵庫県
登録期 94期
血液型 A型

2019年にG1初制覇を達成すると2020年は2度目のG1勝利、SGチャレンジカップでは優勝戦選出もされたスピード巧者の選手です。ファンの間では「稲(イナ)ダッシュ」と称されるスタートの速さが最大の武器です。

そんな速攻劇を見せる稲田選手は普段は非常にクールで本人言わせると口下手な面も。ただし華々しいデビューを飾っていたことから若手時代より「すぐにG1やSGを勝利することが出来る」と称される逸材でもありました。2019年に初G1を獲得した際には同じ節間に出場していた地元の大将格である吉川 元浩選手から「いつでも取れる実力はあったからうれしいわ」と喜びの声で溢れました。

白石 健

名 前 白石 健(しらいし たけし)
登録番号 3903
生年月日 1977/06/14
出身地 兵庫県
登録期 80期
血液型 O型

ファンからは「シラケン」と称される速攻型タイプの選手。

初優勝を飾った1999年以降は優勝継続、2020年には史上31人目の全24場制覇を達成している一方でかつては整備違反で半年間、エンジン改造で1年以上に渡る出場停止処分を受けた過去もあります。

2020年にレース中の事故でこの世を去った松本 勝也さんとは同じペラグループの仲間で同じ節に出場し優勝戦に出場した白石選手は前日のインタビューで人目をはばからず号泣。

エンジン改造で出場停止になった事からわかる通り、良くも悪くもストイックにペラやエンジンの調整にこだわることでも有名。後輩選手のほうが自分より良いペラの調整が出来ていると思えば先輩風を吹かせることなく弟子という立場で教えを問うこともあります。

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