ボートレース唐津（唐津競艇場）を徹底解説【水面特徴・コース攻略】

ボートレース唐津の水面特徴・コース攻略から歴史・グルメまで詳しくご紹介します。

 

ボートレース唐津 概要

ボートレース唐津の歴史

1953年8月に開業しました。当時は現在地とは異なる場所に設置されていましたがそれが現在の場所へ移転するきっかけとなる大きな事件がかつてありました。

1969年（昭和44年）2月に行われたレースにおいて、大本命の選手が水面に浮かんでいたゴミを艇が巻き込みにスタートが遅れたことがありました。しかし、そのスタートを正常と判断され大本命の選手は6着で決着となりました。

このスタート判定に激怒した客が大規模な騒動を起こし大事件へ発展することとなりました。この事件が契機となり、1975年（昭和50年）1月に現在地へと移転となり現在に至ります。

売り上げ自体は非常に好調で2020年も無観客開催が3か月続いたにも関わらず導入を想定した市の予算想定を大きく上回りました。

2021年3月よりスタンドを全面リニューアルしより利用者が楽しめる販促も進められています。

アクセス方法

所在地：〒847-0031 佐賀県唐津市原１１１６

 

ボートレース唐津を攻略！

水面特徴

ボートレース唐津は、一年を通してモーニング開催が実施されている(特別戦は除く)場です。プール型で水質は淡水、そのため水位の変動は起こりません。全国的に見ても広大な規模ですが尖った特性はなく “バランスのいい広い水面” といったところでしょうか。

伸び返すインが有利に

通常、広大な水面はスピードが決まりやすいですが、唐津もやはりインが有利です。ホームストレッチの横幅がしっかり確保されている分、センター･アウト勢が勢いよく飛び出しても、インコース艇も負けじと伸び返します。スリットを過ぎて内側に迫ろうとしても、伸び返したインコース艇が間一髪で先に回り、そして逃げ切る場面が度々見られます。

毎日シード番組が組まれている1～4Rはさらにイン逃げ確率が上昇。唐津では舟券の軸はインにしておくことが無難であると言えるでしょう。とはいえ、インコース勝率は平均してみれば50%付近で推移。イン有利なシード番組である1～4Rで見ても60%程度です。50～40%程度はインが負けているということになります。では、どのような条件でインコース艇が負けやすく、その他のコースの艇が勝ちやすいのでしょうか?

風が波乱を呼び込む

その一つには風が挙げられます。やや追い風が多い水面ではありますが、向かい風が吹く割合とそこまで大差はありません。さらに特徴的なのが、1日の内で前半レースは向かい風、後半になると追い風の傾向が見られます。どちらの向きの風も微風程度ならスタートも決めやすくイン有利です。この風が5メートル以上の強風になると、情勢はガラッと変わります。

通常、追い風はスロー有利のセオリーがありますが、5メートルを超す風になるとスタートが決めづらいばかりか、1Mでのターンは流れてしまうリスクが高まります。先行艇が流れれば、差し艇の出番です。しっかりレバーを落として差す2コース差し、内の艇を先に回して全速でブイ際を差す4コース差しも威力を発揮します。

風向きが変わるとレースが荒れる？

またコロコロと風向きが変わる状況にも要注意です。展示は追い風、本番は向かい風と変われば(その逆も然り)選手のスタート勘に影響を及ぼし、スリット隊形がバラつきレースに波乱が起こります。

 

ボートレース唐津のレース情報

主要レース

レース名	全日本王者決定戦（周年記念）
競争格付け	G1
開催時期	不定期

レース名	酒の聚楽太閤杯
競争格付け	G3
開催時期	不定期

企画レース

 

ボートレース唐津のグルメ

チャンポン

皿うどん

 

佐賀支部所属選手

峰 竜太

現在のボートレース界のトップに君臨する絶対的王者です。

今でこそSGの中心に君臨する選手ですがなかなかあと一歩が届かず初のSG制覇は2017年の第22回オーシャンカップで実に11度目の優勝戦進出での悲願達成となりレース後には号泣。「泣き虫王子」由縁にも繋がる栄冠でした。

イン戦での絶対的スタートからの勝利もさることながら、ボートレーサーとしては長身の身長を生かしたターン捌きは艇界屈指のものがありたとえ立ち遅れたとしてもターンマーク事に着順を上げていく姿は芸術たるものがあります。

その派手なパフォーマンスや発言ゆえ勘違いをされがちですが誰よりもボートレースにストイックであり支部内の若手選手たちの憧れの的でもあります。支部内のレベルアップにも熱心であり1人の選手に1~2人の弟子というのが一般的ですが峰 竜太選手は10人近くの師匠であり「峰一門」とも称されています。

常にトップ選手であり続けることに精神的な苦悩も多く最近はＳＧ優勝後のインタビューでもそのことについて発言することも。2021年に行われたＳＧボートレースオールスター優勝後のインタビューでは「久しぶりに夜、眠れなかったりした。きつかったけど、15年かけて、やっと恩返しができた。1周1マークを回って泣いていました」と毎年オールスター1位で選出されながらも結果で応えられなかったことへの苦悩を明かした。

そんな峰 竜太選手はYouTuberとしても有名でありボートレースに関する動画やプライベートに関する動画はもちろんゲーム実況が断トツの人気ツールとなっている。ゲーム実況を通じて峰選手を知りボートレースに興味を持ったという人も増えていることをインタビューにて明かす。

人気お笑い芸人の千鳥がMCを務める「相席食堂」の番組内で行われたボートレース企画中に大悟が言った「4カドの峰は峰なんよ」という言葉が誕生して以降、SNSでは4コースに峰が入ると異常に盛り上がりを見せ、2021年7月に待望の番組出演を果たし唐津市内で旅ロケを行いました。

深川 真二

艇界には数多くのイン屋（枠番関係なく進入隊形で積極的にインを奪うスタイル）が存在しますが深川 真二選手はその代表格の一人です。

佐賀支部所属の現日本モーターボート選手会選手会長を務める上瀧 和則選手のスタイルを受け継ぎどんな場面でも容赦なくインを奪うレーススタイルは波乱を起こすことも多い。

ピット離れから作戦行動の位置までが近い点、川に隣接し他場よりボートが流れてしまうボートレース江戸川で原則的には行わない前付けを決行した結果、スタート前からボートがどんどん流されてしまい45m起こしという伝説を残し3着と奮闘（これについては色々意見が分かれるが本来6コースからのスタートだったので何か奇策を打ち少しでも着順を上げるための手段であった）

SGレーサーでもあり2020年にはグランプリシリーズ戦を制覇し直後のグランプリファイナルを峰 竜太選手が制覇。同日に佐賀支部の2人がタイトルを独占することにも成功しました。

強面かつ各支部の選手たちに恐れられている深川選手ですが、2014年にボートレース丸亀で行われたSGオーシャンカップでは後輩の峰 竜太選手とトランクケースを抱えて「3日間漕いできた（笑）」と言い自転車で前検入りするパフォーマンスを披露。関係者を笑わせると用意した自転車は出待ちをしていたファンとじゃんけん大会をしてプレゼントしたことがあります。

定松 勇樹

数多くの弟子を持つ峰 竜太選手も絶賛するレースセンスを持つ佐賀支部の期待のホープです。

養成所時代から実力は抜けており同期リーグのチャンピオンに輝き華々しいプロデビューを果たします。

デビュー後は峰 竜太選手に弟子入りし峰一門に加入しており2021年の4月には若干19歳で一般戦ながら優勝戦に進出。

スタートも非常に速いことから大外の6コースからでも1着を奪う豪快なレーススタイルは既に世代屈指のレベルで2021年7月にはG2レースで初勝利を早くも記録。

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