ボートレース児島（児島競艇場）を徹底解説

ボートレース児島の水面特徴・コース攻略から歴史・グルメまで詳しくご紹介します。

 

ボートレース児島 概要

ボートレース児島の歴史

1952年に開設されたボートレース場です。瀬戸内海が目の前に広がっているのが大きな特徴でレースとともに景色を楽しむことが出来ます。

そしてボートレース児島といえば実況の椛島健一さんの実況でお馴染みです。その特徴的な実況はボートレース児島を代表する点といっても過言ではないでしょう。

アクセス方法

所在地：〒711-0922 岡山県倉敷市児島元浜町６−３

 

ボートレース児島を攻略！

水面特徴

ボートレース児島は “晴れの国” 岡山県にあるボートレース場です。穏やかな天候のもとで、爽やかに吹き抜ける風を感じながら見渡す瀬戸内海の景色は一度はご覧になってもらいたい最高の環境です。

特徴がないことが特徴？

そんな児島ですが、配当面も “穏やか” そのもの…。といえば大げさですが、インコース艇の勝率は全国でも高い水準でイン逃げが決まって本命サイドで決着する傾向が強くなっています。児島は、全国的に見ても非常にベーシックな作りをしている場です。場の規模も平均的で、特に尖ったコース特徴もないことが、特徴的です。特徴のないことが、内側有利な展開を作りだし本命サイドの決着に繋がっているともいえます。それでも、干満による潮位(水位)の変動は2メートル以上になることもあり、セオリー通り、潮位の高い満潮ならイン有利、潮位の低い干潮ならセンター･アウトのスピード戦にも出番があるのでその点は抑えておきたい所です。本命サイドを助長する要素は他にもあります。

企画レースで本命勝負

まず、オープニングカードの1Rは｢朝得ガァ～コ｣と銘打たれた企画レースを実施しています。このレースでは1号艇に実力上位の選手を配置しており、格下選手の下克上はそうそう見られません。イン1着率はかなり高い水準ですので、1号艇を軸にして相手を絞って本命勝負をするには向いているレースと言えるでしょう。

もちろん、穴党のファンはこの裏をかいて1号艇を外した舟券を買い夢を見るという手もあります。もしも狙うなら、気配が未知数である初日が狙い目です。いくら格上選手でも気配劣勢のインだとすればいとも簡単に負けてしまうのですから…。

そして次に6Rの｢昼得クラリス戦｣です。1～3号艇に実力上位の選手を並べた企画レースで、1-2-3または1-3-2の出目が飛躍的に跳ね上がる本命番組です。オッズ人気が内寄りに集中する傾向が強いため、4号艇から外が三連単に絡めば思いのほかおいしい配当にありつけるかもしれません。

そして9Rは、進入固定レースです。元々インの強い児島です。インコース艇がしっかり助走を取ることができる進入固定レースとなればイン勝率はさらに上昇します。ベーシックな水面かつ本命傾向の強い児島だけに、舟券作戦もベーシックで素直に狙っていくことが重要になるのかもしれません。

モーター情報

 

ボートレース児島のレース情報

主要レース

レース名	キングカップ
競争格付け	G1
開催時期	11月頃（周年レース）

レース名	シモデンカップ
競争格付け	G3
開催時期	不定期（企業杯）

企画レース

レース名	朝とくガァ～コ戦
実施レース	1レース
特徴	1号艇にA級選手、2～6号艇にB級選手が入ります。

レース名	日替艇食戦
実施レース	5レース
特徴	日替わりで様々な番組が組まれて選手が出走します。

レース名	昼とくクラリス戦
実施レース	6レース
特徴	インの3艇にA級選手、外の3艇がB級選手が入ります。

レース名	進入固定戦
実施レース	9レース
特徴	枠番通りのレースで行なわれます。

 

ボートレース児島のグルメ

中華そば

牛 丼

 

岡山支部所属選手

茅原 悠紀

SGレースを数多く制している岡山支部を代表するレーサーの1人です。特徴は思い切りのあるレース運びと奇策を打ってくる点です。2019年にボートレース浜名湖で実施されたボートレース甲子園ではチルト3.0の大勝負に出たり、若手時代から先輩レーサーに物怖じしないレースで度胸を兼ね備えてると評価されていました。

10歳以上年上の静岡支部の菊地孝平選手とのコンビで有名ですが、若手の頃はその強引のレーススタイルに叱咤されたことがあり茅原選手は菊地選手に対してあまりいい印象を抱いていませんでした。しかし、お互いの趣味であるキャンプをきっかけに意気投合し今では一緒に旅行に行ったりする関係になりました（菊地選手と同じ斡旋になった際、机においてあったキャンプ雑誌を見つけた菊地選手が「お前、山やんの？」と聞いたのがきっかけ）

2021年のSGボートレースオールスターでは初日の1レースに出場が予定されながら展示中にエンストで欠場となるも当日のボートレース若松は水面状況が悪く1時間以上粘った末に順延が決定し茅原選手の欠場も無かったことに。幸いボートやエンジンの状態に問題はなく翌日からの6日間を無事故で完走するという珍しい出来事が起こりました。

守屋 美穂

現在の女子ボートレース界を代表する選手の1人です。男女混合の重賞「GⅡモーターボート大賞競走」を2019年には制覇しておりトップクラスのレースにも数多く参戦しています。そのルックスと愛嬌の良さから男女問わず数多くのファンがいます。

「みぽりん」でボートレースファンの間では呼ばれている一方で豪快なレースが持ち味。学生時代にはウエイトリフティング（重量挙げ）の高校生大会で優勝し日本一に輝いたこともあります。ただしその世界からの転身ではなく学生時代からボートレーサーになることを目指しており筋力トレーニングの一環として始めた結果、気づけば日本一になっていたという過去を持ちます。ただし、豪快さが余って2021年にはG2レディースオールスター、SGボートレースオールスターでいずれも不良航法を取られてしまうことも。もっともこの点に関しては賛否両論でスタートして横一線で誰も仕掛けていかない女子戦より勝負をかけるスタイルの守屋選手がカッコいいという意見もあれば強引な形で結果的に他の選手に迷惑をかけているという意見もある。

2013年に支部の先輩である山口 達也選手と結婚するも2020年にリモート出演をしていたYouTubeの番組中に離婚したことを公表。ただし離婚後も不仲ということはなくボートレーサーとして意見交換などは今でも行なっている。

兄の守屋 大地選手もレーサー。

寺田 千恵

2001年のSGグランドチャンピオン決定戦競走では女子選手としては初めての優勝戦進出、1号艇という偉業を成した女子ボートレース界の重鎮的存在の選手です。

現在のボートレースと異なり当時はピット離れから作戦行動までに良い位置を奪い合う作戦行動が当たり前だった中、「非情のワイルドボーイ」と称されていた現日本モーターボート選手会会長の上瀧 和則（佐賀）が強引にインを主張しても一切譲ることなく本番を迎えた。レース前からインを死守するという発言に対しての嫌がらせだったという声もあった一方で寺田選手はそれでも絶対にインを主張した理由として「SGで女性の私が1号艇としてイン戦を飾ることが今後に大きく繋がる」という女子選手を代表する立場であり、後輩や未来の女子レーサーたちへの希望であることを明かしています。

選手としての活躍はもちろんですが2020年からは日本モータボート選手会の女子理事にも就任。内、外部の改革にも着手しており2020年のクイーンズクライマックスの開催中にはレース後に行なわれる枠番抽選の段取りの悪い運営に対して「なんか段取りが悪いですね」と苦言を呈したり2019年にはデビュー30年目で初めて弟子を持ちこれまで持たなかった理由としてその選手の人生を決めることになるかもしれないから持ちたいと思わなかったがどうしても師匠になってほしいと頼まれ引き受けたそうです（その安井 瑞紀選手は後の2021年、ボートレース界をにぎわせた不正受給の件で一番重たい4ヶ月間の出場停止処分を受けることになる）

「岡山支部の女子選手=寺田 千恵」というイメージをもたれることをあまり快く思っておらず守屋 美穂選手が台頭する以前は後輩の田口 節子選手に「いい加減に岡山を担って」と叱咤したこともあるそうです。

コメント一覧