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目次
第36回 ボートレースグランプリ 概要
| 開催日 | 12/14(火)〜12/19(日) |
|---|---|
| 開催地 | ボートレース住之江 |
| グレード | SG |
| 優勝賞金 | グランプリ 1億円 シリーズ戦 1700万円 |
第36回 ボートレースグランプリ 展望
毎年大きな盛り上がりを見せるボートレース界最高峰の戦いが今年もいよいよ開催となります。今年のSGは石野貴之選手復活のクラシック、峰竜太選手念願のオールスター、平本真之選手平和島での2度目のSG優勝、マスターズ世代の久々のSG制覇と中堅からベテランまでの活躍が目立ちました。一方で若手の初のG1制覇やSG出場も目立ち話題に尽きませんでしたね。そんな1年の締めくくりとなるグランプリはどの選手が制するのか見ていきましょう。
注目選手
今年も賞金ランキング1位でグランプリに出場となった峰竜太選手。5月に念願のオールスター制覇を果たすとそこから賞金ランクのトップを譲ることなくここまでたどり着きました。グランプリの連覇は14年前の田中信一郎選手以来出ていない偉業とあって、達成されるかが注目されます。まずはトライアル2ndの1枠スタート。外にどんな選手が入ったとしても逃走あるのみです。
2017年の当地で行われたグランプリからSG優勝のない桐生順平選手。しかし、勝負がけとなったチャレンジカップでは見事に優出を果たし2ndステージ発進を決めています。水質の硬い住之江や多摩川を得意としている印象で、その立ち回りは1マークはもちろんのこと道中の争いでも輝きを見せるでしょう。再びの頂点を目指します。
毒島誠選手が賞金王を獲得していないのは意外だと思う方も多いのではないでしょうか。2019年に当地で初めて行われたナイターでのグランプリはトライアル2ndを連勝。しかし3戦目でまさかの6着大敗となり結果3枠に入ることとなりました。今年は3年連続だった2nd組からも外れてしまい、さらに多摩川チャレンジカップではフライング。厳しい立場に立たせれたとも言えますが、そのような逆境からも成績を残し続ける実力者ですからこの状況を跳ね除け悲願のグランプリ制覇を狙います。
グランプリシリーズ戦からはこの選手。直前のチャレンジカップまででSG5回の出場しかないものの、今年もボートレースダービーで優出。予選突破も2回と着実に力を付けている地元の成長株が秦英悟選手です。地元から2人目のグランプリ出場を目指して戦いましたが、残念ながらあと少し及ばず。それでもシリーズ特別戦の6枠から登場となれば得点においてはアドバンテージとなるはず。3日目から強敵が追加されますが勢いで初のSG制覇を狙います。
グランプリシリーズ戦、最注目はこの選手。昨年、土屋南選手との結婚を発表するとボートレースダービーでSG初優出。今年、その土屋選手が復帰となる斡旋が決まると、土屋選手の地元である児島周年で初のG1優勝。カッコよすぎるパパとしても注目の高い佐藤翼選手。これまでは若手のスタートからまくり中心の攻め立てが多い印象でしたが、幅広くなった戦法や道中の捌きによって安定感も増してきました。そのためオールスターでも2度目のSG優出で準優勝。久々に埼玉支部からのSGウイナーの登場を期待させられます。今節でのポイントとなりそうなのはやはり外枠での戦い。頭まで狙っていく姿勢が強すぎると大敗もあるため、その辺りで臨機応変に対応が出来るか鍵となります。
今節最注目選手 注目‼
賞金ランクベスト6でトライアル2ndから出場となる選手はモーターも上位6機が割り当てられ、優位に戦うことが出来るというメリットがあります。その6位を文字通りもぎ取ってここに進んだ白井英治選手が間違いなく注目すべき選手の1人です。チャレンジカップ最終日の特別選抜戦では6枠から3着以内で6位に入れるという戦い。勝負に出た白井選手は3コースまで動きを見せて盟友とも言える寺田祥選手を沈めるまくりで快勝。今節に繋がる非常に印象的なレースとなりました。さらに注目すべきは来年のボートレースクラシック、オーシャンカップに向けてはグランプリでファイナルに進出しなくてはかなり厳しいという現状。是が非でもベスト6までに残らなくてはなりません。
白井選手についてもグランプリ獲得していないのが不思議とも言えるほどの実力者。8度の出場で3回ある3着が最高位となっていますが、今年は勝負に出るための動機も十分。どんな枠からでも狙いたいですね。
注目モーター
今節使用されているモーターは3月中旬より使用されていますが、現時点での2連対率45％を超えているモーターがないという非常に判断が難しい状況です。近況の動きを中心に見ていきましょう。今節については2連対率上位6つのものから2機、比較的上位のものから2機、シリーズ戦に使われるであろう下位のものから2機をそれぞれ挙げていきます。
2節前の11月末のシリーズでは節一クラスの動きを見せていたモーターです。行き足から伸びにかけてが特によく、ベスト6の中ではパワー面でいいと見られるモーターです。前回使用の川島圭司選手は初日にアクシデントがありながら準優進出。内枠よりセンターでの攻めに特に注目です。
今年のお盆シリーズには話題の藤山翔大選手が使用し、その後の高松宮記念特別競走で毒島誠選手が予選トップ通過したモーターです。2節前の森安弘雅選手が優出した際も伸びが強く、こちらについてもセンター枠での勝負がけでは力を発揮してきそうな仕上がりです。
冷え込んできて温水パイプが着いてからの動きが上昇してきたモーターです。11月には明石正之選手と原加央理選手が連続して優出。直前の石田豪選手は序盤3日間は機力を生かせませんでしたが、後半になってようやく手応えは掴んでいました。
2節前の桑原悠選手が6勝を挙げて優勝したモーターです。直前の山本浩次選手もスタートに関しては0台前半を連発とスリット脚はかなり強く映りました。最終日に勇み足となりましたが、それも素質の分。乗りこなせば非常に怖いモーターです。
ここまで目立った活躍は優出3回のみ。2連対率も35％前後ですが、初おろしから動きはよく現行モーターでの3周最高タイムが出ている快速機です。近況も実績ある選手が続けて使用しており仕上がりは良好。中でも2節前の小池哲也選手の優出3着が目立ちました。
9月の高松宮記念特別競走でF2の吉川元浩選手が苦労しながらも気配よく後半の3日をオール3連対。機力に関しては上位のものがあります。2節前に奈須啓太選手が優出。唯一の心配が直前での転覆。その影響さえないようであれば十分な力はあります。
ボートレース住之江・モーター成績ランキング
第36回 ボートレースグランプリ 舟券予想
12月14日 第10R シリーズ特別戦
| 1 | 中島孝平 |
| 2 | 坪井康晴 |
| 3 | 佐藤翼 |
| 4 | 山口剛 |
| 5 | 太田和美 |
| 6 | 秦英悟 |
展開予想
中島孝平のモーターは23号機。奈須啓太が優出した際にも軽快さがあり、ここはイン逃走を決めたいところ。金田論使用の際にアクシデントがあったがその点の影響だけが心配。坪井康晴はワースト機。まずは立て直しを謀るだろう。佐藤翼のモーターも近況では目立つ戦績ではない。相手筆頭には山口剛。佐藤の攻めに乗ってもよし、自らスタートでプレッシャーもかけてもよしの両面作戦で上位を狙う。モーターも近況の動きから出足にいい気配があるため、差しやまくり差しで。外では秦英悟に注目。9月には地元の先輩、岡村仁がオール3連対で優出3着。配当妙味も引き連れて連対を目論む。
スタッフイチオシの買い目！
①→④→②③⑥
①→②③→④
①→②③→②③⑥
④→①
①→⑥
12月14日 第11R トライアル1st
| 1 | 辻栄蔵 |
| 2 | 毒島誠 |
| 3 | 瓜生正義 |
| 4 | 馬場貴也 |
| 5 | 篠崎仁志 |
| 6 | 新田雄史 |
展開予想
前検では瓜生正義選手が好気配の模様です。2枠で唯一のF持ちの毒島誠選手が2コース想定、さらにあまり気配が良くない情報もあってレースにどんな影響があるのか注目です。1枠の辻栄蔵選手は2節連続の優出機をゲット。チャレンジカップで掴み取ったこの枠からトライアル2ndへ向けて大きく前進したいでしょう。馬場貴也選手のモーターは高松宮記念特別競走で毒島誠選手が準優勝し、その後森安弘雅選手も準優勝。好調機でしたが、前検でタイムではワースト3。当日の気配には注意したいですね。新田雄史選手がコース取りに動くことも考えて、展開は126/345、1236/45もあるとは思いますが、それぞれが主張で枠なりオールスローの可能性が最も高いように感じます。焦点は2.3コースと考え、優位な機力の瓜生選手と劣勢の毒島選手の兼ね合いです。2コースでも毒島選手が先まくりを仕掛けることは十分に考えられ、いずれにしても馬場選手や篠崎仁志選手に展開が巡るのではないかと思います。
スタッフイチオシの買い目！
①→③④→②③④⑤
①→⑤→②③④
③④→①
③→④⑤
④→③⑤
12月14日第12R トライアル1nd
| 1 | 前本泰和 |
| 2 | 石野貴之 |
| 3 | 丸野一樹 |
| 4 | 菊地孝平 |
| 5 | 池田浩二 |
| 6 | 西山貴浩 |
展開予想
機力で気配のいい前本泰和選手と丸野一樹選手の一騎打ち模様でしょうか。どちらも行き足から出足もよく、かなり期待の出来る様子です。一方で西山貴浩選手は機力劣勢との情報もあります。コース取りも気になる西山選手ですが一体どのように上位進出を狙うのでしょうか。唯一の地元選手である石野貴之選手ですが、2コースは苦手の傾向。両サイドの選手が好気配なだけにどのように残すのでしょうか。仮に石野選手が遅れるようだと丸野選手がまくり差しに。そうなれば菊地孝平選手がまくってくることも想定に入れなくてはなりません。
スタッフイチオシの買い目！
①→③→④⑤
①→③→②⑥
①→④⑤→③④⑤
③→①→②④⑤
第36回 ボートレースグランプリ まとめ
今年は2年振りの住之江、そして2回目となるナイターでのグランプリとなりました。今年の各競技のグランプリでは真っ先に開催されるとあって、ボートレースファンのみならず多くの方の注目を浴びることでしょう。1億円を目指したバトルはいよいよ12/14(火)に開幕となります。どうぞお楽しみに！
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