
2022年08月28日 公開
【ボートレース浜名湖・SG第68回ボートレースメモリアル】

28日ボートレース浜名湖で行われた「SG第68回ボートレースメモリアル」の優勝戦。
ふたを開けてみればなんと③新田と④白井の2艇が揃ってフライングとなる事態。この状況を瞬時に判断した⑥片岡は、冷静に他の5艇を差して内に入るとそのまま伸びて向こう正面で先頭に。2Mをしっかりとしたターンで回りきり、この時点でSG初優勝を間違いないものにした。
①菊地の仕上りからみて誰もが今節は菊池が優勝する、と思っていた1戦。しかし、③新田、④白井もその精神は研ぎ澄まされており、当然一発を狙っていた。それだけに最高のSTを切ったはずだったが…直前に突如吹いた向かい風が誤算だった。③新田コンマ01、④白井コンマ02と本当に僅かなFとなった。
一方の①菊池はこれが速すぎたと見ていたのか、コンマ19と少し遅めのST。結果的にフライング2艇が思ったほどの出すぎではなかったため、菊地のSTは残り3艇と比較してもかなり遅れを取り、結果勝ち負けにも参加できない結果となった。
片岡雅裕は今年2勝目。重賞は2017年のG1びわこ大賞以来3勝目で、SGはこれが初Vとなった。
インタビューでも「信じられない」「必死でした」と漏らすほど、本人もなかなか頭が追い付いていない印象。しかし、2艇がFとなった時点での冷静さがもたらした勝利であり、これはしっかり勝ち取ったSG勝利と言えるだろう。