【高憧四季】初優勝！デビュー3年10か月目【水神祭】

3月18日、ボートレース下関で行われた優勝戦で高憧四季選手(大阪支部・23歳)がデビュー初優勝を遂げました。

トップスタートは3号艇の倉持莉々選手でしたが、その差は06と07の僅差。直後に高憧四季選手がぐいっと伸びると、1周1Mは無駄のない鋭い差し見せました。しかし、1号艇落合直子選手も食い下がります。差がなく追走しバックストレッチでデッドヒート。しかし今節の高憧四季選手は本当に伸び足がよく、1周2Mでは完璧に凌いでここで単独。勝ちをものにしました。

今回の優勝はデビュー3年10か月目となる初V。ちなみに、登録番号5000番台の女子で1番乗りの優勝ということで次世代女子を引っ張る存在になりそうです。

初日は感覚を掴むような2レースでしたが、2日目にイン逃げ勝ちを果たすとその後は一変。インタビューでも「（ペラを）叩こうか迷ってたんですけど、体感が良くてこのままいきました」と話していた通り足色には満足いっていた様子。しかも、下関のモーターはこの節から初卸ろし。タイミング的には調整を施してしまいがちですが、初日から調整はしていないようで、この判断が功を奏しました。

4日目の第12R、1周目2Mで喜多須杏奈選手と接触し転覆。これがかなり激しい転覆で怪我など心配されましたが両選手とも無事で何よりでした。しかし、高憧四季選手の勢いはこれ以降もとどまることはなく、翌日の5日目は1号艇から6号艇からどこからでも勝利を挙げて2連勝。この時からすでに優勝の雰囲気は匂わせていました。

これまでデビュー・初勝利・初優出と3度の水神祭をしてきた高憧四季選手ですが、今回の水神祭は一味違うものだったでしょう。しかしながら、今日は気温も低くかなり水温もかなり冷えた状況。水からあがった後、高憧四季選手も共に落ちた先輩も「寒い寒い」と口にしていましたね(笑)

去年2022年は6回の優出を果たすも惜しいところで手が届かなかった優勝。しかし2023年は最初の優出で念願の優勝を仕留めました。当サイトでも『2023年一番飛躍が期待できる選手』の女子部門で取り上げた高憧四季選手。レディースオールスターでは人気投票でも14位を獲得し、名実ともにメキメキと注目度が上がっています。今後もさらなる活躍に期待です。

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