みやじマリンカップを途中帰郷
峰竜太選手は、2022年7月22日(金)よりボートレース宮島で開催された「第12回みやじマリンカップ」へ参戦していましたが、節間中峰竜太選手は転覆や2度の不良航法を重ね、賞典除外となると7月25日に途中帰郷となりました。
問題は転覆や不良航法のきっかけとなった原因
どんなベテランの有力選手でもフライングや転覆、不良航法などといった違反は犯してしまうものですが、今回の峰竜太選手に関しては、その原因となった理由が良くありませんでした。
以下は本人による実際のSNSでの投稿文です。
宮島、転覆不良航法でエンジン壊してしまいました。全く動かなくなってしまってボロボロのレースしてしまいました。それなのに毎日たくさん舟券買ってもらって、本当にごめんなさい。
それと宮島前に右足首の骨にヒビ入る怪我しちゃってモンキーするのが激痛でした。歩くのも無理なくらいでした。踏ん張れず転倒したり、いつもみたいに攻めるターンできなくて申し訳ないです。次節の唐津までに痛みが出ないように治したいと思います。
ご心配をおかけしてしまいすいませんでした。
また、全開のターンできるようになったら、たくさん応援してください。
峰竜太インスタグラムより
問題点①右足首の骨にヒビ
問題なのはこの「右足首の骨のヒビ」の状態です。
ここに書いてあるように、「歩くのも無理」とハッキリ書かれており、それだけの酷い怪我の状況でありながら、それを隠して出場していたことになります。
怪我の状況を事前に申告しているのだとすれば、その状況で出場をOKした日本モーターボート競走会に問題があるということになりそうですが、事故などの危険性を考えると競争会がそれをOKするとは考えにくいです。
今回は本人がペナルティを受けて途中帰郷になっただけで済みましたが、これが万が一大事故に繋がっていたかもしれないと考えるとゾッとします。
問題点②本人の自覚の相違
本人のSNSの書き込みを見ると、転覆不良航法をしたこと、エンジンを壊したこと、上手くターンが出来なかったこと、舟券を買ってくれた人などに対して謝罪がなされていますが、本来この件に関して一番肝心な問題点はそこではないように思えます。
先述しましたが、痛みに踏ん張りが利かず転覆したのは事実であるため、これがきっかけで他の選手の命にも関わるような事故が起きていた可能性だってあったはずです。
となれば、本来一番謝罪をしなくてはいけない点は、「転覆不良航法をしたことや、エンジンを壊したこと、上手くターンが出来なかったこと、舟券を買ってくれた人に対して」ではなく、「こんな身体的状況で出場して他の選手を危険をさらしてしまったこと」に対してのはずではないでしょうか。
しかしそういった謝罪はどこにも見受けられませんでした。
以前の炎上騒動の際にも、本来、プロボートレーサーである立場上、『予想屋』といった立場の方との交流は絶対に避けなければならないはずが、峰選手自身はこれをよく理解できておらず、罪の意識なく交流をしてしまっていました。
どうもいずれも炎上騒動のきっかけとなっているのは、実際にやってしまった行為よりも、峰竜太選手本人自身の価値観の違いのように思えます。
重きを置くべき点や大事な点が、幾分、人とずれてしまっていることが炎上の原因と言っても過言ではないのではないでしょうか。でなければ、「また、全開のターンできるようになったら、たくさん応援してください。」などという言葉を平気で書いてしまうとは思えません。
今回の投稿が謝罪目的なのであれば、書く内容は謝罪のみで良かったかと思います。わざわざ怪我のことを書く必要はなく、ましてや次節の応援に関することなど、書いてあるのはどれも自分自身を擁護する文章ばかりです。艇界の王者であるがゆえに、この途中帰郷に関する理由をどうしても書きたかったのかと思います。
問題点③今回の問題を軽視
また、書き込みの内容を見る限り、峰竜太選手は今回の問題をかなり軽視しているようにも思えます。
というのも、その文章内には「次節の唐津までに痛みが出ないように治したいと思います。」という文章がありました。つまりこれは、本人的に次節も何の問題もなく出場しようと考えている、というところです。
実際問題、出場はおそらくできるだろうと思います。ですが、普通は今回の事の大きさを考えると、日本モーターボート競走会がこの件を重く受け止める場合なども頭をよぎったりするはずです。しかし次節の出走に向けての意気込みを書いているあたり、やはり今回の件をあまり重く受け止めていないように思えます。
前回の騒動の件でも、本来なら日本モーターボート競走会的に重い処罰がありそうなものでしたが、全くのおとがめなしでした。このあたりからも、峰竜太選手は安心感を持ってしまっているのではないでしょうか。
なぜこれだけの状態でも出場したのか?
しかしながら、歩くこともできないほどの怪我の状況の中、なぜ出場をしたのか?一番気になる点はそこかと思います。
理由として一番可能性が高いのは、『来季のA1』継続がかかっていることが一番の要因でしょう。前回の休養が原因で、峰竜太選手は来季のA1が決して安泰ではないところにいます。来季A1を維持するためには、最低でも出走回数90回を今期クリアしなければいけません。
定率 |
連対率・勝率 |
事故率 |
出走 |
|
---|---|---|---|---|
A1級 | 20% |
2連対率30.00%以上、 |
0.70 |
90回 |
A2級 |
20% |
2連対率30.00%以上、 |
0.70 |
70回 |
B1級 |
50% |
A1級及びA2級を除く勝率上位の者 |
0.70 |
50回 |
B2級 |
A1級、A2級及びB1級以外の者 |
今期の残り期間を考えると、峰竜太選手の90走クリアはなかなかに厳しい条件です。1レースでも多く出走したいのが本音でしょう。となれば、今回の出走は9割がたこれが原因かと思われます。
まとめ
今回は、峰竜太選手の骨折による炎上騒動について掘り下げてみました。
やはり選手の命が一番大事であり、それを引き起こす可能性のある行動は控えてほしい、というのがすべてであり、今回の問題点の神髄とも言えるかと思います。
しかし、最近の状況は本当に残念でなりません。本来は、泣き虫で、でも強くてカッコいいボート界を代表する選手。こんなカッコ悪い峰選手の姿は見たくありません。
涙を流しながらもスポットライトが当たる日がまた来ることを、今はただただ願うだけです。
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