
平成の時代よりボートレース、そして支部の顔として長年活躍を続ける濱野谷憲吾に続くスターレーサーが不在と言われてきた東京支部。
その長きに渡る課題に光を射した新たな支部のスターレーサー佐藤隆太郎について今回は詳しく掘り下げていきます。
選手になった経緯、狙い目のコースなど詳しく紹介。
この記事でわかること
選手情報
名前(登録番号) | 佐藤隆太郎(4847) |
支部 | 東京 |
期 | 115 |
2014年11月デビューの115期生。同期にはヤングダービーを2度制覇した関浩哉(群馬)、デビューから3年でG1九州地区選手権を制した仲谷颯仁らがいます。
2017年3月に初優勝を飾り飛躍をきっかけを掴むと2024年は年間7度の優勝、14度の優出と急成長を果たし同年にはSGボートレースメモリアルにてボートレース多摩川の推薦枠を獲得しSG初出場を達成。
2025年3月30日、SGボートレースクラシックにてSG初優出を1号艇で迎えるも見事のこのチャンスをモノにしてSG初優勝に輝きました。
支部待望のスターレーサー誕生
2025年の東京支部と言えば濱野谷憲吾がフライング事故による出走回数不足でA2級に降格で一般戦回りが続いており、その濱野谷も才能を高く評価する宮之原輝紀が前年にG1の優勝戦にてフライング事故を起こしたことで1年間のG1、G2への斡旋が停止。
先に控えるSGボートレースオールスターでは東京支部からの選手が0人と不名誉な事態となってしまいましたがこのSG優勝で優先出走権利を獲得。
同じ関東地区を見れば群馬支部は佐藤と同じ115期生の関浩哉が近年はSG戦線の常連となり、埼玉支部は畑田汰一、飛田江己など若手の宝庫となっているだけに若手はおろか中堅世代にもSGウィナーが少ない東京支部は20年以上に渡って濱野谷憲吾一強の時代が続いていました。
このような背景から佐藤隆太郎のSG優勝というのは東京支部、そして東京支部を応援するファンにとっても待ち望んだ大きな出来事でした。
史上4人目の偉業達成
佐藤隆太郎は2025年5月末から6月にかけて開催されたSGボートレースオールスターにボートレースクラシック優勝者に付与される推薦枠にて出場。
元々東京支部からの選出者が0人であったこの大会に滑り込むことに成功をするとモーター抽選では最後まで残っていたボートレース丸亀のエースモーターである47号機を引き当てると初日から大活躍を見せ1枠(1コース)でのレースが1度も無いまま予選トップ通過に成功。
そのまま準優勝戦、優勝戦と着実に勝ち進み史上4人目となるSG初優勝からの連続優勝という偉業を達成。
レース後のインタビューでは「新東都のエースと言ってもいいんじゃないですか?」というリポーターからの言葉に対して「ちょっとまだ恐れ多いので見合うような実力をつけたいと思っています」と大先輩である濱野谷憲吾への尊敬の気持ちも忘れないコメントを残しています。
佐藤隆太郎の師弟関係
師匠は2015年にSGグランプリシリーズや数々のG1レースを制してきた「よりそん」の愛称で知られる長田頼宗。
プロペラ、レース、そして気持ちの保ち方のイロハをデビュー当時より佐藤に対して伝授をしました。現在では長田と佐藤の双方が斡旋を受けたボートレースに関するプロペラやエンジンの情報を交換、共有する意識の高い関係性を保っています。
一方で佐藤自身は特定の弟子はいません。ただし東京支部にはデビュー期の新人レーサー対して20代後半から30代前半レーサーが指導係としてボートレーサーとしての立ち振る舞いやピットでの基礎を教育する制度が存在しているため若手に対して教える立場には間接的に関与しています。
探求心の塊
佐藤隆太郎は20代前半の頃から「ボートレースが趣味」と言い切る程の仕事好きであり気になったことがあれば支部や先輩、後輩を問わず積極的に話しかけに行き考え方や技術の共有を行っています。
その考え方は年齢を重ねてからも変わることはなくSGへ本格的に参戦するようになってからは更に様々な考え方や技術を吸収。
まるがめオールスター後日談
この投稿を見た峰竜太選手から弊社X宛てにDMが届きました。すごくいい話なのでコピペ(笑)します。
「この投稿を見て、まさか撮られてるって思わずに真剣に話してたんですけど、 隆太郎から峰さんって何度もSG獲ってるのに、… https://t.co/lCnPhQ2Ajs— スポーツ報知 ボートレース担当 (@hochi_boatrace) June 2, 2025
峰竜太は佐藤隆太郎に対し「隆太郎がよくそういうメンタル面を聞いてくる事が多くて、あいつの強さの秘訣は人から疑いもなく吸収できる才能だと思いました」と努力を惜しまない姿を絶賛しています。
佐藤隆太郎の2コースは差し!
佐藤隆太郎のセールスポイントはボートレースの基本である1コースの逃げと2コースの差しです。
まず1コースについては的確なスタート勘と素早く切り返す旋回力で2024年に1月~4月にかけて1コースで22連勝を飾るなど一般戦レベルでは鉄板級の安定感があります。
そしてもう1つの武器である2コースでは相手を上手く引き付け捲りを警戒させ生まれたスペースを伸ばし切るスタイルを確立。
「2コースの佐藤隆太郎のレースは差し!」と決め打ちをして予想が出来る舟券購入者にとっても有難い選手です。
髭を生やしたきっかけ
端正な顔立ちの佐藤隆太郎ですが、2023年に旅行でヨーロッパへ遊びに行った際に現地の男性たちを見て髭を伸ばすことを決意。
これに合わせてか以前の金髪も止めて黒髪短髪でモミアゲとつながるような口髭、アゴ髭がトレンドマークとなりました。
2023年10月にG1ウェイキーカップの前検インタビューにて元ボートレーサーで同じ東京支部の先輩である熊谷直樹に捕まり「スペイン人みたいで似合ってるじゃん」と褒められたのもつかの間、同年は優勝1回に留まり苦戦を強いられていたこともあってか「それでレース成績が良いなら良いけど」、「そろそろ記念呼ばれなくなるよ」、「ヨーロッパも良いけど国内も頑張らないと」と釘を刺され終始苦笑いを浮かべていました。
結婚・家族について
佐藤隆太郎は既に結婚をしており2025年7月には第一子の誕生を予定しています。
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まとめ
誰もが優勝を予想しなかったまさかの選手の優勝で幕を閉じた今年のSGボートレースクラシック。
佐藤隆太郎は以前に自身の座右の銘を聞かれ「一寸先は光」は回答をしています。
若手選手不在、スター選手不在と長年揶揄され続けた東京支部の明日に光を呼び込んだ佐藤隆太郎の旅路はまだまだ始まったばかり。
そしてこの記事を製作しわずか2か月後に新たな称号を獲得・・・一体次はどのような活躍で我々ボートレースファンを驚かせてくれるのでしょうか。
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