大阪支部 石野貴之が復帰戦を白星で飾る

膝の手術の影響で戦線を離脱していた大阪支部の石野貴之が2025年2月6日よりボートレース住之江で開幕した「デイリースポーツ旗争奪第66回ホワイトベア競走」約3か月半ぶりに復帰しその初戦を見事に1着で飾りました。

前日の特訓、そして本日の試運転こそありましたが、休養を挟んだこの期間の水面に出ての練習もなく迎えた復帰戦。

しかし2度のグランプリを制するなど誰よりも住之江の水面を知る石野は2コースから0.06秒のスタートを決めると出遅れた1号艇の森林を一気に叩いて直捲りに成功。

仕掛けた石野に対して捲り差しを狙った3号艇の嶋田も直線で早々に振り切り見事に復帰戦を白星で飾りました。

本来は3月中旬に復帰を予定していた石野だが決して万全ではないままの強行復帰であることを明かしています。

この根底にあったのが「出走回数不足によりB2級への降格となればSG復帰まで2年を要しそれもまた選手生命の危機に至る」という点であり残りの期間でA1級維持に必要な90走を消化し記念戦線へ復帰することをマスコミを通じて発表しています。

2日目には「石野信用金庫」でお馴染みの1枠戦で12Rに登場する石野。

まだダッシュでのスタート勘や、持ち味である直線の伸びは影を潜めており記念戦線で戦える状態とは程遠いですが1日でも早く強くカッコよい石野貴之の姿へと戻ることを祈るばかりです。