今期の締めとなる4月30日まで残り10日を切りました。4月30日終了時点での勝率が今年7月からの級に関わってきます。そのため残りの1走1走が非常に大事な時期となります。
過去には4月30日の最後の1走で僅かに勝率が届かずA1陥落となった選手や、残り2週間で一気に勝率を伸ばし初のA級を勝ち取った選手などもいました。
それでは級によって何が違ってくるかまず見ていきましょう。
目次
級による違い
ボートレースには4つの階級が分かれており、上からA1.A2.B1.B2となっています。ボートレーサーの平均年収は1600万円とも言われますが、SGやG1も出れるA1選手、G2や一般戦でも賞金の高い特選や選抜戦に多く出走しやすいA2選手ではB1選手との獲得賞金の差は大きくなるでしょう。「大きなレースに出たい」「もっと稼げるようになりたい」となれば最後の最後まで気を抜くことは出来ません。そのためにも勝負がけが重要となってきます。
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勝負がけ注目選手
それでは残り僅かな日数での勝負がけ選手を見ていきましょう。4月21日終了時点の勝率のボーダーはA1=6.17、A2=5.41となっています。級別審査には2連対率や3連対率での条件も必要となってきますが、ここでは勝率のみに注目していきます。
A1勝負がけ 想定ボーダー6.20
既に多く報じられているように石野貴之選手(6.08)が今期ラストの津(22-26日)に大注目。今年のSGクラシックの覇者だけに、年末に向けた賞金争いに関しても大きな影響を及ぼしてきます。
ボーダー上からは昨年、引退した今村豊氏の弟子の末永祐輝選手(6.37)が唐津(22-25日)と下関初日(30日)を残しての初のA1勝負がけ。また新たに今村チルドレンからA1選手が誕生となるのでしょうか。
また1月の戸田、2月の常滑と衝撃的な優勝連発した畑田汰一選手(6.36)は蒲郡(26日-)での勝負がけ。
またこちらも初A1を目指す浜先真範選手(6.13)は宮島(22-28日)の地元7日間のロングラン開催。非常に注目となります。
ボーダー付近には女子選手も多く、中でも注目したいのは初A1を目指す松尾夏海選手(6.24)と西村美智子選手(6.24)。どちらの選手も琵琶湖(29日-)の2日間を残すのみ。楽しみなヴィーナスシリーズとなりそうです。
A2勝負がけ 想定ボーダー5.44
こちらでは6期連続A1としていた秋元哲選手(5.48)がまさかのA2勝負がけに。宮島ダイヤモンドカップでも9走連対と活躍していただけに、A級キープは必須です。津(-25日)と桐生(30日-)が勝負となります。
また東海地区戦を制した松尾拓選手の双子の兄、松尾充選手(5.45)も8期連続A級へ向け耐えなければなりません。三国(-24日)と津(29日-)が残っています。
さらに個性派の村上純選手(5.45)も勝負がけ。残り鳴門(29日-)の2日間で凌げるのでしょうか。
初のA級を目指すメンバーからは福岡の若手を紹介。
溝口海義也選手(5.43)と原田才一郎選手(5.33)は若松(28日-)の3日間が残っています。残り4.5走で少なくとも3連対キープを求めて攻めの走りに期待します。
女子選手では長年A級をキープしてきた谷川里江選手(5.47)。地元常滑G3(-27日)での意地が見せられるか注目です。
初のA級昇格を目指す前田紗希選手(5.49)は平和島(24-29日)の混合戦が今期のラスト。これまでも混合戦に多く出場してきただけに、いまこそその成果を発揮する時が来ました。
2021年後期級別審査 勝負がけ情報 まとめ
ここで紹介した選手はほんのごく1部。公式サイトや購入ページでもその節初日時点の勝率は確認することができます。
ボーダー付近の選手はいつも以上にスタートを踏み込んでくることも予想でき、予想に関しては難しくなります。
気になる選手がボーダー近辺であれば、いつも以上に応援していきましょう。
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