
ボートレースはモータースポーツです。モーターの仕上がり、いわゆる“舟足”の仕上がりの良し悪しがレースの結果につながることが多くなります。
各社のスポーツ新聞やボートレース予想紙、予想サイトなどでは「◎」「○」「△」を用いて舟足の特徴やレベルを評価することが一般的で、例えば出足や回り足が良く伸びが普通の場合の評価は「出足◎」「伸び○」「回り足◎」となり、伸びが強力でも出足がイマイチなら「出足△」「伸び◎」「回り足○」といった印により仕上がりがイメージしやすいように評価がされています。
ただ、ここにはレース展開を予想して舟券の的中させることにおいて重要な要素が抜けています。それが「乗り心地」です。
舟足の仕上がりばかりが重要視されますが、それと同じくらい重要な乗り心地がフォーカスされることはあまりありません。乗り心地というキーワードの重要さを知ることで今よりもっと舟券を的中させることにつながります。
この記事でわかること
なぜボートレースでは「乗り心地」が重要なのか
ボートレースで使用されるボートにブレーキはなくレバー(車でいうアクセル)を緩めることでボートが水圧により減速する仕組みです。
車はハンドルを回せば行きたいところに行くことができアクセルとブレーキを使い分ければ自由に操作をできます。しかもそれはほとんどがきれいに舗装されたアスファルトの道の上での話です。
ボートレースはその真逆。波でデコボコした水面で、数メートルの風が吹いていることも。そんな中でブレーキの付いていないボートでまくったり、差したり、道中で競り合ったり…。
いとも簡単に走っているように見えますが危険極まりない光景なのです。
そんな危険な競技である以上、思ったようにボートを操ることができる操縦性、安定性も含めた乗り心地は最も重要な要素なのです。
極論、乗り心地がなければレースはできず上位着を取ることはできません。何を言いたいかというと、乗り心地がきていないレーサーは買いづらいということです。
乗り心地が悪いとレースにどのような影響が出るのか
小さな波でもボートが弾かれてしまう
乗り心地という大きな括りですが、細分化するとキリがないほど細かな症状に分けることができます。
ほんの僅かな波にパーンとボートが弾かれてしまい、舳先が浮いてしまうケース。そうなってしまった瞬間にレーサーはどのように対応をするか。とっさにレバーを緩めて減速します。
減速するとどうなるか?当たり前のことですが、推進力が低下してしまい後ろから差してきた艇に前を越されることになります。
うねりが有名なボートレース福岡やびわこはもちろん、どのボートレース場にも言えることで、日本一の静水面といわれる多摩川だからといってスイスイと乗りやすくスムーズに走れるわけではありません。ほんの小さな波でも大きな影響を与えることになります。
これはレーサーの心理にも影響を及ぼすことも考えられます。
調整が合っておらず乗り心地が悪い状態でレースに行かなければならないケースはよくあります。そんな時に「またボートが跳ねたらどうしよう…」と考えることは当然のこと。
恐る恐るターンをしなければならない状態で思い切ったレースをしようとはならないですよね。乗り心地の裏付けがあるからこそ思い切ったターンをすることができるのです。
ブレーキの利きも乗り心地のひとつ
他にはブレーキの利きという部分も乗り心地のひとつの要素です。
スタートをしたあとに全艇が1マークに向かい、ターンの寸前にパッとレバーを一瞬緩めて、またレバーを全速に握り込みながらモンキーターンの姿勢に入ります。
そのレバーを緩めた瞬間のレスポンスが悪ければターンの一連の動作のつながりがチグハグになり思ったようなハンドルを切ることができません。
止まって欲しいところでキュッと止まる反応がなくダラダラと惰性で進んでしまうとターンしづらくなってしまいます。
もしもこれがイン艇ならターンは流れます。もしも差しを狙った2コースの選手ならハンドルは入りません。乗り心地がきていないイン艇、2コース艇が負けるパターンのひとつです。
舟券が外れる場面にも「乗り心地」が影響する
伸びが良くてもターンで攻め切れないケース
自分が買った選手のターンが悲しくも1マークで大きく流れてしまい万事休す…みたいなことはありますよね。もちろんレースのあやもありますが、それも乗り心地が影響をしているかもしれません。
例えば、伸びのいい選手のセンター戦をアタマで狙っていたとしましょう。そして思惑通りにスタートしてしっかり伸びて「よし!」という展開になるとします。
なのに1Mはまくることもできず、まくり差しに入ることもできず…。ガッカリしてしまうあの瞬間です。
まくっても流れてしまうのは、サイドのかかりがきていない、またはグリップ感がきていないパターンです。これも乗り心地のひとつです。
そして、まくり差しに入って行けそうな間合いにも関わらず入って行けない場面。それは舟が思ったように向いていないパターン。ボートが滑ったり、舟が向かなかったり。乗り心地が整っていない時の弊害は多くあるのです。
先頭から一気に着を落とすケース
また、自分が買っていた選手が先頭を走っていてあとは後続の追走を振り切れば舟券は見事的中!そうして見守っていたら2Mでバシャーンと振り込んで大失速。そんな経験をしたことも少なくないはずです。
あれはまさに乗り心地の部分です。
サイドがかからず、ボートの右側がフワッと浮いてしまったためにレバーを緩めてボートがバウンド、その結果振り込んでしまうケースです。
そうなれば一瞬にして後方まで着を下げてしまうことになります。乗り心地の重要さがよく分かるケースです。
実際のレースで「乗り心地」を見抜くチェックポイント
ここまでで、乗り心地がきてないパターンと具体的なケースを挙げてきました。では、実際のレースでどのような点を重点的に見て行くかを挙げていきます。
1Mではサイドのかかりとターンの動きを確認
まず1Mですが、握って回った艇はしっかりサイドがかかっているか?ターンの中期から後期で横に流れてしまっていないかをチェックします。
グッとかかりながらスムーズに前に行くような動きに見えればサイドのかかりがきている場合が多くなります。
もう少しマニアックに見るならターンの寸前から前期。ターン寸前でキュッとブレーキが利いてレスポンスのいい軽快な動きかどうか、そしてターンに入る寸前で余分に前に進んでいないかをチェックします。
スタート展示でも重要な情報が得られる
これは実戦でのチェックになりますが、スタート展示も重要な情報が得られる機会です。
角度の付いた旋回半径で回れているかはもちろんですが、実はその大分手前がさらに重要で、1Mの数十メートル手前でハンドルを切った瞬間に舟がクイックに向いているかがポイントになります。
擬音で表現をするならク゜ッとボートが向いてスーッと加速して出口につながっているかどうかです。
実際その一連の部分が仕上がっている選手はオリジナルタイムの一周タイムや回り足タイム、直線タイムが出ることが多いです。
ターン関連の話で直線タイムは意外と思うかもしれませんが、直線を測る手前の出口や加速乗りがいいからこそ出るのが直線タイムです。単純にストレート気配を見るものとは言い切れません。
選手コメントと気配を照らし合わせて判断する
気配を自分の目で見て確認することももちろん重要ですが、乗っているレーサーにしか分からない点があるのも事実です。
だからこそスポーツ新聞や公式サイトに掲載されている選手コメントが重要になってきます。
「乗り心地が良くないので調整する」といった内容はよく目にします。ひどい場合は「全く乗れない」「怖くてしがみついているだけだった」とまで言うレーサーも。
その場合、いくら足が良くても舟券的には強気に買うことはできません。コメントと気配を照らし合わせながら総合的に判断して行く必要があります。
注意したいのはレーサーは日々、調整をしているということ。足も乗り心地も日々変化し続けています。
出しているコメントが調整前の物であればそれは全く意味がありません。ペラを叩いて別の仕上がりになっていることも考えられるからです。
先に述べた通りでコメント、展示気配、実戦気配。総合的な判断をして取捨選択をしていく必要があります。
「乗り心地」を舟券にどう落とし込むか
乗り心地の重要性を理解しそれをうまく舟券に落とし込んでいきたいところ。乗り心地はやはりターンに関わる要素。
例えばチルト3度でまくりしか狙わない選手の乗り心地を気にしたところで仕方がありません。伸び特化の調整をする選手は極端に言えば出足や乗り心地を捨てて伸びを強化する調整をしているからです。
まくれるか、まくれないか。スタートでハナを切って1Mで主導権を奪ってしまえるかどうかです。
乗り心地が仕上がっている選手はとにかくあらゆるレース展開に対応しやすく、道中もしっかり競ることができます。
そういった意味では乗り心地のいい選手は2,3着に付けて買うのはセオリーでしょう。この場合1号艇は例外とします。
センター、アウトから割って入ってBSで好位に付ける展開がハマりやすく、3~6号艇からの2.3着は念頭に置いておきたいところです。
強力な舟足の裏付けがある場合は思い切ってアタマで勝負してもいいかもしれません。
乗り心地は舟足と同じくらい重要な要素
舟足を仕上げてのパワー勝負も醍醐味とは言えますが、乗り心地も同じくらい重要なことが分かればボートレースで的中させ儲けることにつながります。
ほとんどのレースが枠なりで、半分以上のレースでイン艇が勝つのが現実です。穴しか興味がない穴党以外はインから場面が多いはずです。
そのインから買う時にどこを買うか。その精度を上げていくことが現代のボートレースで儲ける秘訣と言えるのではないでしょうか。
艇界を代表するレーサーの池田浩二、馬場貴也、茅原悠紀、毒島誠、峰竜太選手でさえ乗り心地が皆無ではそのテクニックをレースで発揮することができません。
テクニックを発揮できなければ今のように大きく稼ぐことも難しいでしょう。
トップレーサーだけではなくベテラン、ルーキー、女子と多くの選手にとって乗り心地は必要不可欠で重要な要素です。
レーサーにとって大事な要素は、舟券を買う私たちにとっても重要なことは言うまでもないでしょう。


| 総合評価 | 4.2 |
|---|
| 的中率 | 76% |
|---|---|
| 回収率 | 621% |
| 最高払戻 | 4,201,730円 |



| 総合評価 | 4.5 |
|---|
| 的中率 | 74% |
|---|---|
| 回収率 | 601% |
| 最高払戻 | 3,781,110円 |



| 総合評価 | 4.3 |
|---|
| 的中率 | 75% |
|---|---|
| 回収率 | 636% |
| 最高払戻 | 3,980,120円 |



| 総合評価 | 4.7 |
|---|
| 的中率 | 75% |
|---|---|
| 回収率 | 541% |
| 最高払戻 | 3,233,680円 |



| 総合評価 | 4.7 |
|---|
| 的中率 | 62% |
|---|---|
| 回収率 | 487% |
| 最高払戻 | 3,624,740円 |












































