ボートレース蒲郡で8/24より行われたSG 第67回ボートレースメモリアルは8/29に優勝戦が行われ、3779 原田幸哉選手(長崎支部)が優勝しました。
2日目後半の2着以外を全て1着とした準パーフェクトVで文字通りの圧勝。2009年の常滑チャレンジカップ以来となる12年ぶりのSG制覇となりました。
優勝戦レース回顧
ファイナリスト6名の機力評価
行き足SS 伸びSS 超抜・鬼足。年一あるかないかの強烈な行き足。
出足A 伸びA+ 実績平凡な本体だが戦える足に。伸びは日毎↑。
出足A 伸びSS 節二の仕上り。特に伸びは強烈で一発勝負可能。
行き足A+ 出足A 行き足は上位レベル。出足・回り足も水準以上。
出足A+ 伸びB+ SG連続優出と好調。展開を突ける出足になる。
出足A+ 回り足A 復帰節のSGで即座に優出の健闘。出足は上位。
突き抜けたエース機が不在の蒲郡で、やや抜けていた感のある72号機を手にした①原田選手。最終的な仕上がりはまさに鬼足。他5名に付け入る隙はあるのか?注目の優勝戦に。
待機行動からスリット
スタート展示から動きを見せる選手はおらず本番も一切の乱れがない枠なり3対3の隊形でのレースとなりました。そして本番、コンマ04と際の際まで踏み込んだのは①原田選手でした。強烈に仕上がった行き足でみるみるうちに他艇を引き離し1マークを迎えました。伸びる③白井選手でしたが三番手となるスタートで②平本選手の伸び返しもあり攻め手に欠く態勢。ダッシュ勢も自力で行くには厳しいスリットラインの攻防となりました。
1M→2Mの攻防
①原田選手が断然に有利な状態で迎えた1マークの攻防。①原田選手が一切の隙も見せずに渾身の先マイを放ちます。早いタイミングで差しを決心した②平本選手は①原田選手よりワンテンポ先に舳先を向けるスピード技で迫ります。ターン出口の位置関係では「まさか?」とも思える瞬間もある攻防でしたが前を向いてから直線にかけての加速は①原田選手の最も強調できる部分。あっけなく②平本選手を突き放します。外マイを余儀なくされた③白井選手もバックの伸びは抜群。直線で差を詰め2Mで②平本選手に競りかけます。
2・3着争い
バックストレッチで猛然と伸ばした③白井選手。2Mは①原田選手に艇を合わせかけるように競りかけますが①原田選手は慌てず全速ターンでひらっと交わします。②平本選手も冷静にマイシロを取り③白井選手を差し切り優位な隊形へ持ち込みます。その後も追走の手を緩めることはなかった③白井選手ですがあと一歩②平本選手には届きませんでした。
レースまとめ
09年チャレンジC以来通算4度目のSG優勝を決めた①原田選手。慣れ親しんだ蒲郡での快挙で嬉しさも格別です。今年は下関マスターズVなど好調、GP戦線を沸かせます。
年末のグランプリの出場はほぼ確
思えば原田幸哉選手は愛知支部でのデビュー。ボートレーサーを志してからは中学卒業後に訓練として海上自衛隊に入隊。その後、ボートレーサー養成所に入所と異色の経歴を持ち、それほどまでに強い憧れがあったように思えます。1995年6月に76期としてデビューした原田幸哉選手は瓜生正義選手や魚谷智之選手、さらに女子選手として大舞台での活躍を見せていた横西奏恵選手らと同期。初出走初勝利も今回と同じ蒲郡でした。レース中の実況にもあったように、蒲郡でレースを見てボートレーサーを志し、いつかビッグタイトルを手にするという夢を持っていました。
2009年に再婚し、2011年には沖縄へ移住。2017年4月1日に奥さんの出身地である長崎支部へと移っていました。常滑でSGを優勝しているとはいえ、やはり憧れの地でありデビューの地である蒲郡でのSG優勝は長年の夢だったでしょう。それがついに叶ったのです。
今回の優勝で年末のグランプリの出場がほぼ確定的。さらには初戦の1枠まで見えてきています。また、マスターズチャンピオン(名人戦)優勝者によるSG優勝も初。長崎支部の選手としては34年ぶりのSG優勝と記録にも残る優勝となりました。
原田幸哉選手、優勝おめでとうございました!
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