目次
グランプリとクイーンズクライマックス出場権の行方
今年のグランプリ出場選手とクイーンズクライマックス出場選手は、SG第34回チャレンジカップ・G2第8回レディースチャレンジカップの優勝戦をもって決定します。
SG チャレンジカップ優勝戦
①辻栄蔵
②瓜生正義
③新田雄史
④桐生順平
⑤中島孝平
⑥山口剛
G2レディースチャレンジカップ 優勝戦
①遠藤エミ
②平山智加
③西村美智子
④鎌倉涼
⑤細川裕子
⑥大山千広
今回の2つの優勝戦でグランプリの出場選手とクイーンズクライマックス出場選手が決まります。
グランプリ
①トライアル2nd 1枠の行方
現在2位の平本真之選手
or
優勝戦4枠の桐生順平選手(優勝条件)
②トライアル2nd発進の行方
優出の桐生順平選手は完走で当確。残り1枠は
前本泰和選手 9365万円(4R一般戦4枠)
or
白井英治選手 9242万円(2R一般戦1枠、10R特別選抜A 6枠)
or
瓜生正義選手、新田雄史選手(優勝条件)
前本選手と白井選手の差はかなり接近するものと思います。仮に一般戦をそれぞれ1着としても、白井選手が後半の特選Aで3着以内なら逆転となります。つまり、後半6枠の白井選手は優勝戦の決着前に6位に上がるためにもかなり注目ですね。
③グランプリ出場の行方
現段階で13位篠崎仁志選手までに当確ランプが点っています。優勝戦無事故完走を前提として瓜生正義選手、新田雄史選手も当確。さらに最終日の2走とも無事故完走で池田浩二選手も当確。残り2枠の争いです。
辻栄蔵選手 (2着条件)
or
山口剛選手(優勝条件)
or
中島孝平選手(優勝戦3着条件)
or
西山貴浩選手(最終日の結果問わず相手待ち)
優勝戦1枠の辻選手がダービー優出でもぎ取ったチャレンジカップ出場権を活かし、今度は一気にグランプリ出場権が目前となりました。山口選手も可能性はありますが6枠でかなり厳しい戦いに。焦点は3着以内が勝負の中島孝平選手とその結果待ちとなる西山貴浩選手に委ねられたとも言えるかも知れません。西山選手生き残りには辻選手の3着以下or中島選手の4着以下のいずれかが必要となります。
クイーンズクライマックス
出場へ残るイスは2つとなりました。
海野ゆかり選手(1R一般戦4枠 9R特別選抜戦2枠)
or
鎌倉涼選手(優勝戦4枠で大山選手に先着)
or
大山千広選手(優勝戦6枠で鎌倉選手に先着)
海野選手が自力当確には9Rの1着か2走2連対が必要ですが、現時点ではほぼ当確となるでしょう。最後のイスは現在わずか5万円の差で競り合う鎌倉選手と大山選手での争いとなりました。今年V5で年始のリードでここまで戦う鎌倉選手。今節は6走5連対と安定しています。対するのは大敗がありながらも2勝を挙げて地元賞金女王に望みを繋いだ大山千広選手。このツキは非常に怖いところです。上位争いならもちろんのこと、仮に5.6着争いだとしても前と後ろでは全く違う年末を迎えるだけにこの2人からは3周目が離せません。
それぞれの優勝戦回顧
G2 第8回 レディースチャレンジカップ 優勝戦
ピットアウトで6枠の大山千広選手が飛び出すと1つ内の5コースに入ります。外2人が入れ替わる形での3対3の進入となりました。
スリットではインの遠藤エミ選手が.11のトップスタート。負けじと踏み込んだ3枠の西村美智子選手も好スタートを切ります。スリット後からも伸びた西村選手が2コースの平山智加選手を沈めながら前に迫ろうとしますが、既に遠藤選手は2艇身ほど前方に。西村選手が波をなぞる間に悠々と独走状態となります。
2番手追走から道中で平山選手に追い上げられながら凌いだ西村選手が2着。3着には平山選手が続いています。なお、もう1つの注目となったクイーンズクライマックス出場権争いの鎌倉涼選手vs大山千広選手の戦いは5コース進入となったのが功を奏して1周1マークを握りこんだ大山選手が先着。3番手追走の形でしたが平山選手に交わされて4着となったものの、最低限の仕事を果たしました。
遠藤エミ選手はこれまで8回のレディースチャレンジカップで4度目の制覇。女子選手ではダントツの獲得賞金5000万円を超えて12月に突入ということになります。
12R SG 第34回 チャレンジカップ 優勝戦
ピットアウト後、6枠の山口剛選手が動きを見せる素振りがありましたが、5枠の中島孝平選手、4枠の桐生順平選手と外めで抵抗。2マークバック側で3艇ともスローダウンしています。優勝しかない辻栄蔵選手のイン戦。ダービー優出で掴んだこの舞台を活かし勝てば一気にグランプリ出場が決まります。
スタートはインの辻選手、大外の山口選手が.10でトップスタート。一方で2コースの瓜生正義選手(.18)と3コースの新田雄史選手(.15)がわずかにヘコむ体形となります。1マークは逃げる辻選手に対して、まくり差しを狙う新田選手にブイ際スレスレ(舳先を浮かせて回らなければ接触してしまうほど)を差してきた瓜生正義選手が旋回。2番差しから桐生順平選手が鋭い全速差しを入れてきます。
新田選手はまくり差しが入らず流れて後退。少々膨らんだ辻選手に対して瓜生選手が完全に舳先が入りましたが、更に内を桐生順平選手が伸びて2マーク先マイを狙います。瓜生選手は辻選手を止めていましたがこれに反応。桐生選手に被せるように2マークを回りにいきました。競り合った瓜生選手と桐生選手の内に辻選手のグランプリへ繋がる道が開きここを全速差し。ヒヤリとしながらも逆転で見事優勝としてわずか1ヶ月ほどでの大逆転でグランプリ出場となったのでした。
惜しくも敗れた瓜生選手ですが2着を確保。その後ろの3番手争いがまさに大激戦。特に2周1マークでは新田選手と山口選手が揉み合うと見て桐生選手が一度内に入れた進路を絶妙な位置に入れて小回り。3着ならグランプリ出場となる中島孝平選手が大きく幅を取ってのまくり差しを狙いましたが、波の内側でも2艇身ほど前を走った桐生選手が2周2マークでケリをつけて3着を獲得。中島選手に取っては目の前に見えていたグランプリ出場権にわずかに手が届かないということとなってしまいました。
様々な思惑が交錯し、実に見応えのある激戦となったチャレンジカップの優勝戦となりました。
グランプリ出場選手
2ndステージより登場
峰竜太
平本真之
濱野谷憲吾
原田幸哉
桐生順平
白井英治
1stステージから登場
前本泰和
辻栄蔵
毒島誠
石野貴之
丸野一樹
瓜生正義
馬場貴也
菊地孝平
池田浩二
篠崎仁志
新田雄史
西山貴浩
最終日に見せた白井英治選手の6枠から3コースまで動き、まくってもぎ取った2ndステージは非常に印象的でした。グランプリ出場18人目となったのは西山貴浩選手。昨年、大旋風を巻き起こしたお祭り男が今年も滑り込みでグランプリ出場となりました。SG ボートレースグランプリは12/14(火)に開幕です。
クイーンズクライマックス出場選手
遠藤エミ
平高奈菜
守屋美穂
田口節子
渡邉優美
小野生奈
平山智加
細川裕子
西村美智子
寺田千恵
海野ゆかり
大山千広
レディースチャレンジカップでも優勝した今年夏のレディースチャンピオン覇者、遠藤エミ選手がダントツの賞金を引っさげて出場。賞金女王決定戦ではありながら、2位の平高奈菜選手以外は優勝しても遠藤選手に届かないのではと思われるほどの大差をつけています。12番目のイスはレディースチャレンジカップで滑り込み優出となった大山千広選手がコースも1つ内が取れたという幸運もあり、鎌倉涼選手に先着して地元賞金女王決定戦に出場が叶いました。福岡と言えば、今年のお盆シリーズでハイレベルの福岡の男子選手相手に優勝した舞台。フライングを抱えていますが、地の利で活躍してくれることを期待しています。クイーンズクライマックスは12/26(日)開幕(12位以内の選手は12/28(火)から登場)です。
- 峰竜太 遂に相席食堂出演へ【4カドの峰は峰なんよ】
- 【衝撃事実発覚!】峰竜太4か月の出場停止処分、その理由とは?来期B級確定
- 【競艇は大晦日・元日も開催】年末年始のボートレースの楽しみ方
- 西岡成美選手と眞鳥章太選手が結婚【123期・同期結婚】
- 【出産を発表】小野生奈選手の元気な姿を発見!【8ヶ月ぶり】
ここだけの情報を配信。是非皆様無料登録宜しくお願いします
SG・G1レース回顧や注目選手の活躍にピックアップした動画などを随時配信中