【グランプリ優勝戦】峰竜太まさかの妨害失格 4艇が転覆の大事故発生により40億円以上の返還へ
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2021年12月19日 公開
2021年12月21日 更新

 

誰がこんな結末を予想したのだろうか。2021年12月19日(日)にボートレース住之江で行われたSG第36回グランプリの優勝戦は1号艇峰 竜太選手の転覆、及び2号艇丸野 一樹、3号艇平本 真之、6号艇毒島 誠の3選手が相次いで巻き込まれる形の大事故となった。

これにより1号艇の峰選手が妨害失格、峰選手を含む4艇が完走不能となったことから3連複、3連単は不成立。12Rの総売り上げ42億7752万6800円の内の96%を占める41億1426万3700円が返還となりました。

12月19日の住之江・優勝戦

ボートレース住之江で12/19(日)に行われていた「SG第36回グランプリ」の優勝戦。

1号艇には今やボートレースファン以外にも多くのファンを持つ峰 竜太選手が構えグランプリ連覇を狙っての登場ということもあり絶大の支持を得ての大一番。

展示の段階から5号艇の白井 英治選手が強烈に主張をし内の艇にプレッシャーをかける不穏な流れで始まる。本番では同じように白井選手が同じように進路を狙うところに1号艇の峰 竜太選手、2号艇の丸野 一樹選手、4号艇の瓜生 正義が抵抗。展示では抵抗をしていた3号艇の平本 真之選手と大外の6号艇毒島 誠選手がダッシュに回り進入隊形は1245/36でレースはスタートしていくのでした。

事故が起きたレースを回顧

では今回のレースの大事故を3つのポイントに分けて見ていきます。

まず事故の起点となったのは1号艇の峰選手は4号艇の瓜生選手のツケマイに抵抗。この際に内に抵抗しすぎた結果ターンマークへ接触。これにより大きくよれてそのまま水面へ吹っ飛ばされると同時に大きな水しぶきがあがります。

当然そんなことを予期していない3号艇の平本選手は内から抜け出しを謀ろうとしたその瞬間に峰選手に直撃し転覆。それとほぼ同じタイミングで目の前で峰選手が転覆したところに被せる形で2号艇の丸野選手が転覆。

最後に内からこちらも差しで勝負に出ようとした6号艇の毒島選手も目の前の玉突き事故に巻き込まれて転覆。

5号艇の白井選手は3号艇の平本選手の引き波に飲まれたと思いきやその平本選手が転覆。そこに巻き込まれると思った次の瞬間に外に進路を切り替えかわす巧みなハンドル捌きを見せ事なきを得たが道中での大きな不利もあり4号艇の瓜生選手と差が開いての2着でこのレースを終えることとなります。

1マーク側でのカメラで見ると峰選手がターンマークに艇の先を直撃しバランスを取れず転覆したことがよくわかります。

レース結果

①峰選手は妨害・及び転覆により失格

②丸野選手、③平本選手、⑥毒島の3選手が転覆により失格

 

ということで残った④瓜生選手が優勝、⑤白井選手が準優勝。1億円の賞金を獲得した瓜生選手が年間獲得賞金ランキング1位の座を確定させた。

舟券の払戻は2連単が21番人気の131.1倍と大荒れをした一方で不成立となった三連複・三連単は全額が返還。3連単が売り上げの多くを占めるボートレースかつSGグランプリの優勝戦でのこの一大事は総売り上げの内の96%を占める41億1426万3700円が返還されることとなりボートレース返還史上ワースト記録を同時に塗り替えた(これまでの歴代記録は2002年SGグランドチャンピオン優勝戦の24億3513万3800円)

この一連の出来事からレース後には「史上最悪の大返還」、「住之江41億円事件」と言う言葉がSNSで話題となっています。

その後の容体などの情報

各選手の情報

峰選手を含め4選手は命に別状はなくそれぞれがモーターを返納へ向かう最中にピットにてインタビューを受けた。

また、11Rで行われたSGグランプリシリーズ優勝戦にて転覆した西山 貴浩、篠崎 元志の両選手に関しても特に問題は無いという報告が上がっており西山選手はグランプリ優勝後の瓜生選手に駆け寄るシーンも確認されています(ただしあの西山選手ですら今回の件ではさすがにはしゃぐことは無く何ともいえない表情で瓜生選手に駆け寄る)

峰選手を含めて4艇が転覆をした瞬間に誰もが今年の8月に同じく住之江にて行われた一般戦での転覆事故がよぎったことでしょう。特にその際に2号艇で走っていた金子 龍介選手は乗り上げたボートが頭部に直撃し意識を失い事故から約4ヶ月が経った現在でも復帰どころかその状態すら一切報告がされていないだけにその後を心配するファンも多くいます。

シリーズを含め節間で多くの事故が目立った今節。事故と隣り合わせで行われるボートレースの世界の恐ろしさを痛感するシーンも目立ちました。

今後について気になる点

峰選手の責任

ボートレースはレースのアクシデントにおいて売り上げが返還されますがその一方で他の競技に比べて重い規則が同時に存在しているのをご存知だろうか?

例えばSG優勝戦でフライングをした場合はフライング後から6ヶ月間G1競走出場の出走停止、SGレース12ヶ月の斡旋停止といった処分が下されることが決められており峰選手は2019年にSGボートレースメモリアルの準優戦でフライング失格となり優勝戦ほどの罰則ではないものの4節間のSG斡旋停止という処罰が下されたことがあります。

さて、ここで問題となるのが今回の前例が無いケースについてです。

今回の転覆の原因は峰選手であり転覆した3人はいずれも選手責任外での事故(つまり峰選手が引き起こした妨害に巻き込まれた)という判定なので本人たちの意思はともかくとして責任の所在は全て峰選手へと渡ることとなります。

注目度の高いSG、グランプリの優勝戦、自分自身の圧倒的強さと人気が集めた支持率。返還は史上最高額を大きく更新した今回の一件がこのまま何も無く・・・とは考えにくい事案となりそうでSGレースや住之江の一時期間斡旋停止といった処分が浮上してくるかもしれません(レース後からSNSの一部にて責任を持って引退しろなどといった誹謗中傷が相次いでいるがそれは選手の意思であり個人が決めることではないので今すぐ削除して欲しいところである

その峰選手についてだがレース後のピットでのインタビューでは憔悴しきった表情で「ご迷惑をおかけしました」とだけ繰り返し会場を後にしていったということで精神的な状態が心配される。

その後

まず、峰選手の責任については元ボートレーサーの野添 貴裕さんが以下のようにツイート


現在の規則では転覆や妨害事故での返還についてはフライングと異なり特に罰則は無いそうです。ただし今回の件をきっかけに新たな罰則が追加される可能性があるかもしれません。

 

またレース後しばらくSNSの更新が無かったことで多くのファンが心配をしていた峰選手も自身のTwitterを更新


やはり今回の件で多くの批判、誹謗中傷の声は届き本人も非常に落ち込んでいる様子ですが、来年のグランプリへ向けてまずは前を向いて進んでいく決意を述べています。最近は現役、元レーサーがSNSの活用、YouTuberとして活躍することが増えたのでこのように知りたい情報や選手の心情がすぐにキャッチできる時代の変化を感じます。

 

最後に

瓜生選手が久しぶりのSG優勝という今年1年のトレンドでもあったベテラン勢のSG活躍が最後まで続いた中で心から「瓜生選手おめでとうございます!」という記事を書けず今回のグランプリの回顧においてこの件が一番最初ということに対し自分自身何か引っかかるところが申し訳ないですが本音です。

また気持ちがまとまったときに瓜生選手についての喜びの記事を書けたらと思っていますが、なんともいえない結末を一番悔やんでいるのは峰選手なのかもしれません。

 

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